40歳、Rhマイナス、初産。

予定日超過で管理入院@広尾日赤。

今日で3日目。

………


昨晩、バルーンを留置したのに、夜中トイレに行った際、バルーンが抜けてしまった。


↓こんな感じのものが入ってた。



↓こんな具合で留置されていたんだろう。



引っ張ったわけではないが、ポロンと出てきた柄の部分を摘んだら、スルンッと抜けてしまった。(-。-;

せっかくやってもらった処置がー💦💦💦

けれど、たやすく抜けた、ということはそれだけ子宮口が開いているということでもある。

当直医の判断でそのまま何もせずに経過観察となった。


その晩は、バルーン留置後も、バルーン抜けた後も、間欠的な下腹部痛に悶える。

VASでいうと7.5-8かなぁ。

下痢の時の痛みに似ていて、便意を伴うような感じもして、なんとか起き上がってはトイレに頻回に行くが、排便は一回きりで下痢ではない。

NSTやお腹の張り具合からは本陣痛ではなく、前駆陣痛とのこと。

けれども、痛みは定期的で10分間隔くらいに波が来た。

このままいよいよ本陣痛になってくれないかなー、と期待しつつも、ベッド上で痛みに耐えること約7時間。

夜の3時前には定期的な痛みは来なくなり、気づいたら眠っていた。


今日の朝食↓



そろそろパンが食べたいなぁ、と思っていたら、今朝はパン食だった。

入院患者さんで、「朝はパンなの!」、とこだわりをみせるおばあさんとかよくいるんだけど、その気持ちが少し分かった。

食べ物くらいしか息抜きがないんだわ、この生活。

3日目にして早くも嫌になっている。

早く帰りたいー。
早くばぶーでてきておくれー。



3日目の今日、本当ならば、朝食後に分娩室に移動し、誘発剤投与の予定だった。

しかし、朝方、主治医より
「リスクの高い人が立て込んでいて、もしかしたら今日の投与は午後か明日に延期に延期になるかも…。
今の状態なら自然な陣痛も期待できるので、少しでも歩いておいて下さい。」
とのこと…。

えー(涙)、と思いつつ、少しでも歩いた方がいいんだ、と自覚する。

ちょっと変な人だけど、黙々と病棟内をぐるぐる歩き始める。

今日の昼食↓



そして、昼食後も呼ばれず…。


その間、自然な陣痛を少しでも誘発すべく、病棟内をただひたすらぐるぐる歩いた。
 
少しでも早く産んで帰りたい。


…そのうち、定期的な腹痛が始まっていることに気付くが、それが本陣痛かどうか分からず、歩いた影響かもと思っていた…。



腹痛を感じて自室で耐えている所、
「今日の誘発剤投与は明日に延期です。」
と、ナースより言い渡され、がっくし。


一生懸命歩いたのにー(涙)。


いや、しかし、明日確実に産む為にも、頑張って歩こう。 
そして、今日のうちに洗濯をしてしまおう。

と、溜まった洗濯物を洗濯機にかける。


定期的な痛みに耐えながら病棟ぐるぐるを続けてるうちに、段々痛みが耐え難いものになってきていることに気付く。

アプリで計測すると7分間隔。

午後の胎児の心音チェックに来たナースにそのことを言うと、NSTで確認してみましょう、となった。

NSTでチェックしてる間にも7分間隔の痛みは増強。

大部屋の病室で耐え忍ぶとか無理なレベルになってきた。

新人らしいその日の担当さんと、ベテランらしいリーダーさんがモニターを確認。

まだ、本陣痛かどうかは分からない、本陣痛かと思いきや前駆陣痛かも、とのこと。


いやー、しかし、こんな痛みを大部屋で呻かずに耐えるのは無理ー(涙)。

分娩室行きたいー(涙)。

本陣痛であってほしいー(涙)。

洗濯物もう終わってるから、乾燥機にかけたいー(涙)。

本陣痛じゃないならモニターから解放してくれないかなー。

洗濯物ー(焦)。



いろんなことを思いながら、14時から16時までNSTを外して貰えず、最終的に本陣痛の判断となり、晴れて分娩室に移動となった。


洗濯物が入れっぱなしになっていることをナースに訴え、さすがに乾燥機に入れてもらうことは叶わなかったが、私の代わりに取り込んでもらい、全ての荷物と共に分娩室へ移動となる。


移動中、向かいの産後病棟でDVD講習を受けている人たちが見えた。


私も早くあっちに行きたい。


切にそう思った。


その後、18時間悶え苦しむとはその時は想像もしていなかった…。


分娩室に移動後、夕食が運ばれてくる。↓


なんだこれは?素麺?

献立をみると、ジャージャー麺。

確かに肉の具材はピリ辛だ。

痛みは既に呻かずにはおれない程になっており、麺類とか辛いものとか吐きそうなのでやめておいた。

寒天フルーツと野菜の煮物だけ食べる。


残された夕食をみたナースが、お産はエネルギーを消耗するから炭水化物はとらないといけない、という。

いや、しかし吐くことの苦しみを考えたら食べられない。

何か他に代わるもの持っていませんか?、とナース。


…いや、ないな、何も…。
ウィダインゼリーと買っておくべきだったかな…。



分娩室移動後はだいたいずっとNSTモニターが装着されていた。



…そこから翌日の朝まで間欠的に悶絶し始めたのだった。