新春浅草歌舞伎に行ってきました❗
9人中7人が今回で卒業。
みっくんが言うには、松竹は「卒業」ではなく「一区切り」と考えているらしい。
ただ、私的には松也さんを新春浅草歌舞伎で観ることはもうないと思うので、卒業でいいと思います。(上置きまでは私は生きてない。)
『本朝廿四孝 十種香』の幕が開いたら、とってもスパイシーなお香が香ってきました。
次の『与話情浮名横櫛 源氏店』では、白粉の香りが…。
この前の「歌舞伎家話」で話していた、“与三(よさ)”と“🦇安(やす)”
蝙蝠の安五郎より与三郞の方が演じた回数が上回ってるから言い間違いに気をつけてる!と松也さんは言っていたけど、私は聞き逃さなかったよー。「おい、やす!」って。
すぐに言い直したけど、隼人くんニヤリ😏
松也さんが与三郞を演じたのは2016年なのに、役者さんの身体に入ったものって、一般人とは比べものにならないほどに染み付いているんだなぁ…と思ったのでした。
『神楽諷雲井曲毬 どんつく』は、初めての演目。
配信で、“グレイテスト カショーマン”?って?何??
そういうことか。
歌昇くん、汗かいてましたね。
紅白のけん玉並なプレッシャーかかってますね。
観ている方は楽しいけれど🎵
松也さんの声援がカショーマンに更にプレッシャーをかけてる気がします。
上手の席だったので、「切られ与三」チームを堪能。
全員で踊るところで、米吉くんは1回目は隣を見ながらワンテンポ遅れで踊ってた。
芸が細かいなぁ。
ちょっと『どんつく』の振りを覚えみたい。
踊れたら楽しそう🎶(一人で踊っても……だけど😅)
『新皿屋舗月暈 魚屋宗五郎』
お正月の生中継がとても良かったので、期待大❗
酔っぱらいが上手くなったよ。(←上から)
今まで『樋の酒』や『棒しばり』を観ていても、“酔ってる人”というより“酔ったふりをしている人”って感じがしていて、松也さんの酔った芝居は好きじゃなかった。
宗五郎、良いじゃないですか~👍️
酔った宗五郎、勢いがあって良いじゃないですか~👍️
この勢いが、酔ってなきゃこんなことできない❗って感が増々でした。
江戸っ子な粋の良さから、“暴れん坊将軍”の北島さぶちゃんに私の妄想は飛んでいき、さぶちゃんといえば、“め組の辰五郎”。“め組の辰五郎”といえば、“め組の喧嘩”の辰五郎も遠くないんじゃないか…。と私の妄想は広がったのでした。
種之助くんの三吉のちょっととぼけてる?感じが良かったし、新俉くんのおはまさんのしっかりものの女房って感じが良かった。
美しーいお女中さんの米吉くん。
お蔦さんがお手打ちになった経緯を話す姿が生々しい。
今までいろんな役者さんの“おなぎさん”を観たけど、こんなに響いてきた、背景が見えてきたおなぎさんは初めて。
殿様のやらかしを外部に漏らすって、今でいえばクビだけど(お芝居の中でも箝口令は敷かれてる)、それでも宗五郎に話に来るって、余程悔しかったし、納得できなかったし、許せなかったんだでしょう。
昔の松也さんの丁稚は観てないけど、何度かおしげちゃんが続いて、「いつかおなぎさんやって欲しい!」とずっと思っていたのに、女形をやらなくなり「ならば三吉!」と思っていたのに、前回は磯部の殿様。
そしたら今回は宗五郎。いつかやるだろうとは思っていたけど、思ったより早かったです。