2024/5/26_19℃
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#黒部名水マラソン
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5時、半分無意識でアラームを止めるという失態から始まった。
幸い30分後に右足を攣って目を覚ました。
急いで身支度と朝食を同時に行った。
朝食は富山遠征らしく前日買っておいた鱒寿司。
30分後の6時にホテルをチェックアウト。
6時19分発泊行、あいの風とやま鉄道に乗り込み、6:49黒部着。
会場まではシャトルバスで向かう。
朝から気温は高く、ウェアの上に薄手のウインドブレーカーを着ていたが早々に脱いだ。
1時間前には荷物を預けて体育館の外に出た。
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【ウェア記録】
ブラック×ブルーキャップ、TNFスリーブレス(ターコイズ)、2XUハーフタイツ、TNFハーフパンツ、ネイサンウエストバンド、インナーファクト足袋ソックス、S4
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9時スタート。
一週間の休足を経たからか体調は悪くなかった。
ただ体重が好調時より2〜3kg増加していたので、身体のキレはいまひとつに感じた。
ペースは気にせず、時計は見ないで走ることにした。
良いペースだと欲が出るし、悪ければ上げようと頑張ってしまうからだ。
水浴びとエイドを存分に楽しむことに決めていた。
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昨年の記憶を辿りながら距離を重ねる。
軒先の名水シャワーが多くなるのは10キロ過ぎから。
この日は心地良い風が吹いており、日差しは強いものの、暑さはそれほどでもなかった。
しかしこの名水シャワーこそ黒部名水マラソンの象徴。
コース沿いの皆様に出迎えられたような安心感と嬉しさを感じた。
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昨年ペースを乱した坂道は12キロ後半から。
たしか「この先ゆるやかな坂道1キロ」という旨の横断幕が掲げられていた。
体力的にはキツかったが、精神的にはダメージはなかった。
昨年走ったことで、ずっと続くわけではないと分かっていたからだろう。
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宇奈月エリアでは雪を被った立山連峰の美しい山々が見える。
この雄大な景色もこのレースの素晴らしさのひとつ。
昨年は名水シャワーでiPhoneがずぶ濡れで撮った写真はピンボケだったが、今年は防水ウエストベルトにiPhoneを入れていたので、しっかり写真に収めることができた。
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23キロ過ぎに折り返し、日本海を目指して走る。
登り基調から一転、下り基調になり、断然走りやすくなる。
ペースもさぞ上がっているだろうと思いながら走っていたが、後で振り返るとそうでもなかった。
負担のないペースを長く続けていると、それが体感的な基準になってしまう。
このあたりはペース配分の難しさといったところか。
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今回はすべてのエイドに立ち寄り、フード系エイドはほぼ口にした。
ばかうけエイドには口内の水分を持っていかれた。
ゼリーはすっきりした甘さで気分転換になった。
とろろ昆布のおにぎりは美味しかった。
待望のアイスクリームエイドは36キロ過ぎ。
この距離を走ってきた後の白くて甘いアイスクリームは、見た目もときめくし、美味しくないわけがない。
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38キロ過ぎ、ついに日本海に到達。
富山湾を臨む海沿いのコースは抜群の開放感。
それが終われば残り3キロほどでゴールとなる。
ああもう終わるんだなあ、今年も走れて良かったなあ、と感慨に耽りながら、ゴールを目指す。
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黒部市総合公園にできた沿道の人垣の中を駆け抜けてフィニッシュ。
フィニッシュ後はアイシングエリアになっている噴水に浸かった。
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今年も存分に楽しんだ黒部名水マラソン。
記録より記憶に残るレース。
今年もまた、この楽しい想い出に浸る権利を得ることができて、とても嬉しく思う。