私みたいな人間は"公表"って程でもないのですが、

少なからずセンシティブに感じてくださった方も

いたと思うので、


一度はっきりと"説明の説明"もしておかないとな

と思って、今日は書いてみます。







藤川菜緒を知ってくれてる方には

合計で7日間ほど仕事をお休みしてしまったので

ご心配・ご迷惑をおかけした責任として、

また、今後もお仕事を続けさせて頂きたく

ご安心頂くために、治療を開始したという旨も

お伝えしたかったので

説明義務を果たしたい

という思いと、





私のことを知らない方にも

こういう病気があるんだよっていうことで

まだ未受診の方や

内科や整形外科に行ったけどしっくりこない方や

痛みに悩んでる方の

誰かの目に止まって症状を知ってもらうことで

膠原病・リウマチ系のクリニックに行く

という選択肢が増えて早期発見に繋がったり

周りの方で膠原病の患者さんがいる方が

理解を深めるほんのきっかけになったり

どんな些細なことでもいいから

何かに少しだけでも貢献できたらいいなと


ひとりの膠原病患者として

声に出していきたい

という思いと、




人数が少ないこの病気の

仲間を見つけて共有していきたい

という私自身の願いと




そんな、いろんな思いで

(公表という言葉は使いたくないのですが)

公表しました。











病名以外にも

私がどんな人生を歩んできたかも簡単にですが


書きました。






素直な反応として


「頭がおかしい、思い切りすぎだ、

言われてどうしたらいい、知りたくなかった」


幸いまだ耳にはしていませんが

そういう声もあるのかなと

タレントとして

考えなかったわけでは

ありません。




実際、今までは


生い立ちは声に出してこなかったわけですし


そのまま、何事もなかったかのように


することも出来たかもしれません。



しかし、仕事に穴を開けてしまった以上は

上記した説明責任があるので

診断結果が出た時点で

病気を隠すという選択肢はなく、



↑ここまでは一般的にも理解されやすいと思うのですが




私にとって


病気を伝えるということは


私のパーソナルを伝えることなので、



"難病患者というマイノリティ"の側面だけ


を公表し、あとは言わないでおく…


というのが私には気持ち悪くて、


だって、"毒親やヤングケアラーや不登校やいじめ等

過去に苦しめられ、悩み続けているAC"


"親を亡くした遺児"


だって存在するわけですし、


どちらも本人のせいではないのに


普通の人生を歩んでこれなかったのに

普通の人のフリができるように努力しているのに



公表内容を区別するのは


病気は言っていいけど、生い立ちは言っちゃダメ!

みたいに感じて耐えがたかったのです。


この日本という国で、


センシティブと言われているものを


カミングアウトするっていうことは

どういうことなのか、


周りの方からしたら、どう感じるか、どうなるか


十分わかっているし

マジョリティの反応になる感覚は私にもあります。


ワイドショーや週刊誌のような。










でも、当事者になると


私自身のことを私が説明している

という感覚なので

そもそも隠すことでもないし

ましてや恥じることでもないし


これから様々なものと向き合いながら

自分自身にも周りにも


誠実に生きていきたいという決意表明でもあり、


これからもたくさん苦しいこと・理不尽なことが


起きたとしても、めげずに立ち向かっていくぞ!

という覚悟の現れでもあり、



自然なことだったのです。





もちろん言いたくなくて

ひっそりと過ごされているマイノリティの方もいます。

それも、自分や周りの方を大切にしているひとつの

自然な生き方で、素敵だなと思います!




ただ、私は言いたいと思ったタイプなので言いました。

表に出ている人間だからこそ

何か役に立てる気がして

使命のように感じて

自分の人生に意義を持ちたくて

行動を起こしたかったのです。




マイノリティ…


上記のツイートには
文字数の関係で書ききれませんでしたが

私はザ・セクハラな性被害も受けているし

普通の女の子よりはボーイッシュな人間で

性自認も素直に言っていいなら曖昧です。


そういったところもマイノリティなのでしょう。


生育環境との因果関係もあったりなかったり


きっと、もともと生まれつきの部分もあるし


いろんなものをひっくるめて


私が出来上がってるのです。





そんな私が踊るから


私のステージにも意味があって


誰かの何かに、


たとえ私の事情を知らない初見の方にも


私の奥から湧き出るものが何かを訴えかけられたら、


このブログを読んでくださった方には


俺も、私も、なおぴ見てたらなんか頑張れそう!


って思って頂けたら嬉しいし、



ダンサーのお仕事にも活かされている。

無駄ではない。恥じていない。私の人生。


夢だけ見せるのが表現者ではないと思うのです。


だから、私のパーソナルは

ステージのノイズにはならないと言い切れます。


誰かを勇気づけることだってできると信じています。




ただ、それだけなのです。



デメリット・メリットなんかでは計れない


素直になることで、


損してると言われたり

失ったものもあるかもしれないし

誰かに怒られるかもしれない。



でも、それらを超えて


私は私の人生を愛してあげたいのです。


そして、誰かの役に立ちたいのです。


もちろんこれからも誠実に生きていきます。


甘やかして欲しいわけでも

心配して欲しいというエゴでもなんでもありません。


知ってもらうだけでいいんです。


そして、みんなが歩み寄れる

素敵な社会になるといいなと願っています。


私も歩み寄れる人間になれるよう精進致します。




長くなってしまってすみません💦


公表に至った経緯、
ご理解頂ければ幸いです。