弥彦神社に祀られている神様について | 歴史雑学の研究ブログ

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このブログでは学校では絶対に習わない日本の習慣の歴史や、日本に点在する神社に関する表由緒、裏由緒そして古事記との関係をわかりやすく解説していきます。

先日、新潟県西蒲原郡弥彦村にある弥彦神社

に行ってきました。

 

この神社は全国にある弥彦神社の総本社で、

神社の背後にある「弥彦山」をご神体と

しています。

 

この神社の注意したいのが参拝方法で、

出雲大社(島根)や宇佐神宮(大分)と

同じように、二礼四拍手一礼なのです。

 

今日はそんな弥彦神社の神様について

書いていきましょう。

 

天香山命(あまのかぐやまのみこと) 
高倉下命(たかくらじのみこと)







弥彦神社の神様は「古事記」では天香山命

(あまのかぐやまのみこと)、日本書紀では

高倉下命(たかくらじのみこと)というふうに

なっています。

 

この神様は「古事記」においては神武東征

の場面で登場します。

 

「九州から大和に東征に出た、イワレビコ

(後の神武天皇)は熊野の荒神の毒気に

あたり、生死の境を彷徨っていました。


それを見かねた、アマテラス(天照大御神)

は、タケミカズチを派遣しようとしますが、タケミカズチは


「それには及びません」


天からフツノミタマの剣を降ろします。

 

その剣をアマテラスのお告げとともに

受け取ったのが、天香山命でした。

 

そして天香山命はイワレビコに剣を献上

し、見事熊野の荒神の討伐に成功

します。

 

つまり、「日本建国」に大きく関与

した人物ということになります。

 

ご利益

「産業開発」

「農漁業守護」

「製塩守護」

「厄際除け

 

解説

この神様の最大のご利益は「産業開発」

です、

 

なぜかと言えば、イワレビコが神武天皇

となり、国を造ろうとしていたころ、

天香山命は突如越後国(新潟県)に、

渡り、人々に製塩方法や稲作を伝えた

ことから越後国の祖神といわれて

います。

 

また尾張国(愛知県)の元となった

尾張氏の祖でもあります。

 

このほかにも、今から1400年前越後国で

石油が出てきたということから

「石油開発の神様」としても信仰されて

います。

お祀りされている神社

弥彦神社(新潟)

竹田神社(奈良)

香山神社(奈良)

大麻神社(香川)

矢彦神社(長野)

 

その他全国の「弥彦神社」等