大菩薩嶺(春の雪) | どこ めざしてんの?

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ランニングと登山にうつつを抜かしたい年頃です

 過去の山行記録です。

 ブログはじめてなかったので、今年分、書き留めています。

 今年はじめての登山は、雪景色の大菩薩嶺でした。

 

 大菩薩嶺 (2057m)

 

 2022年3月24日 日帰り

 

 母をデイサービスに、お願いするようになって、いざというときのために、ショートステイ(泊り)も経験しておきましょう、という話になったのがこの頃。

 

 23日水曜日の夜に、お願いすることになり、どうせなら、と、自由時間の有効活用に熱心な娘は、木曜にお休みもらって、大菩薩嶺登山を計画。

 

 いつものことながら、毎日天気予報をチェックしはじめたら、22日にまさかの降雪。

 

 いやいや、これはかえっていいかも。その予感は大当たりでした。

 

 前日夜は、仕事から帰って、いそいそ準備。

 なんだか、母が家にいないって、変な感じ。

 

 当日朝は、4時半に、愛車で出発。青梅街道を甲府方面に走ります。

 

 1時間半ほど走ったところ、柳沢峠で、この富士山!

 

 

 

 少し走ってもう一枚。周りの山々を従えて。

 

 

 やっぱり、富士山はすごい。

 登山への期待も、高まる!

 

 この先、路面が少し凍結ぎみに見えて、恐る恐る運転しました。

 

 2時間ほどの運転で、裂石(さけいし)温泉の登山口に到着。ウィークデーでも、既に数台駐車。

 

 準備をして、6:55、登山開始。

 今回は、時計回りに周回コースを歩く予定。

 まずは、丸川峠目指して、うっすら雪の積もった登山道に入っていく。

 

 

 うさぎかな?

 

 

 それなりの登り。

 

 振り返れば、富士山。


 雪が、少しづつ深くなっていく。

 静寂。

 

 丸川峠の、丸川荘が見えてきた。

 まだ、休業中のよう。

 

 

 ここからの富士山も、有名らしい。

 春になったら、桜に縁取られた富士山が、絵になるだろうなぁ。

 

 

 

 この先、険しい道ではないはずだけど、雪の状態がわからないので、ここで軽アイゼンを装着。

 山頂に向かう。

 

 

 

 昨日の登山者の、ツボ足を辿る。

 日陰の傾斜地で、雪が深く、一度踏み外したら、膝上まで、ずっぽり。

 雪道、楽しい。

 

 

 

 樹林帯の登山道で、こうした展望に会うと、ひとりでも、歓声がでる。

 

 

 

 林から広場に出た、と思ったら、いきなりの山頂。

 

 

 反対側から登ってこられたらしい、ふたり連れが、記念撮影中で、お互いびっくり。

 何しろ、こっちは、本日はじめての人類との遭遇ですから。

 

 ウワサ通りの展望なしの山頂、されど山頂。

 山梨県百名山でも、あるのね。

 

 なんで、ピンクテープ、巻いているんだろう。

 まさか、山頂地味すぎて、「ここ、登山道で間違いありませんよ」って自虐してるとか?

 

 

 山頂から、大菩薩峠方面へ向かうと、10分もかからず、この展望。

 

 ここが、山頂でいいよって、思う人、多いだろうな。

 特に、大菩薩峠方面から登ってきた人。

 山頂までいってあげてね、すぐだから。

 

 冠雪の富士山、大菩薩湖、青空、加えて、手前が雪っていうのが、いい。

 

 

 このタイミングで、iPhon、電池切れ。

 低温の山だと、どうも消費が激しい。

 こんなこともあろうかと、バッテリーを持ってきた。今時の登山では必需品。

 

 雪で丘のようにも見えるけど、これが雷岩なのか。

 大菩薩峠を目指すなら、こっちを登っていく。

 

 雷岩を超えて、右手には、甲府盆地に、南アルプスの山々。

 アルプスを見ると、胸が締め付けられるのは、なぜ?

 

 

 

 下る先に休憩小屋。

 

 

 先程、山頂でお会いした、おふたりが、峠に登り返していく。

 雪に足跡が残るのも、いい。

 

 

 親不知ノ頭。そろそろ、富士山も見納め。

 

 

 

 大菩薩峠の介山荘に到着。

 トイレをお借りして、雪かきのために来ていたご主人と、しばし、談笑。

 「この雪景色、この晴天で、富士山見られる日は、そうそうないですよ」といわれ、幸運をかみしめる。

 

 

 上日川峠までは、下り基調。穏やかな山歩き。

 

 

 

 福ちゃん荘。まだ、週末だけの営業なのかな。

 上日川峠も近いはず。

 

 

 上日川峠のロッジ長兵衛に到着。

 外のベンチをお借りして、軽アイゼンを外していたら、ご主人らしき方が出てこられて、丸川峠方面の雪の状況を尋ねられる。

 お客さんに聞かれるから、って言われると、いい加減なこと言えないなぁ。

 

 

 上日川峠から、バスで甲斐大和駅まで出ることもできるけど、クルマできているので、裂石方面へ。

 

 

  

 雪解けで、ざらざら、ぐちゃぐちゃの登山道を、1時間ほど歩いて、千石茶屋に到着。こちらも、休業中。

 この間、思ったより、山道だった。

 

 

 無事に、駐車場まで戻ってこれました。

 ただいま、ハスラー。お仲間が増えてるね。

 


 

 アクセスもしやすいし、観光で周りをウロウロしていたのに、なかなか登れなかった大菩薩嶺。まさか、こんな、いい日に登れることになるとは、思ってもいませんでした。

 

 百名山のブランド力のある山でも、3月のウィークデーは、人がいなくて、「今、山に身を置いているんだ」 という感覚も、ひしひし味わえました。

 

 写真を見ると、「富士山を見る山」みたいになってしまいましたが、また、季節をかえて、緑と青空の大菩薩嶺も登ってみたい。

 

 

<行程>

 06:55 丸川峠分岐駐車場発

 08:20  丸川峠・丸川山荘

 10:00 大菩薩嶺山頂

 10:15 雷岩

 11:00 親不知ノ頭

 11:10 大菩薩峠・介山荘(休憩)

 12:25 上日川峠・ロッジ長兵衛

 13:40 駐車場着

 

 行動時間 6:45

 

 さてさて、初ショートステイの母は、家に帰る、といって、お世話をかけたようですが、家に戻れば、泊まったこともすっかり忘れておりました。