2025年7月26日、「みんな鳥になって」を観劇しました照れ


ニューヨークの大学で出逢って恋に落ちた、ユダヤ人のエイタンとアラブ人のワヒダ。

エイタンは両親と祖父にワヒダを紹介したが、父ダヴィッドが激怒。

その様子に、自分は父の子ではないのではないかと思い、3人の使った食器を使ってDNA鑑定を行った。

すると、自分は間違いなく両親の子だったが、祖父エトガールと父は実の親子ではないことが判明。

謎を解くため、エイタンはワヒダと共にイスラエルに住む祖母レアを訪れるが、エイタンはテロに巻き込まれて大怪我を負う。

ワヒダの頼みで、レアがエトガールに連絡し、エトガールと両親が駆けつけてくるが、その結果、ダヴィッドの出生の秘密が明らかになる。

秘密を知ってしまったダヴィッドは、昏倒して脳死状態になり、やがて命が尽きる。

パレスチナの村の掃討作戦に駆り出されたエトガールが、一軒の農家に取り残されていた赤子を見つけて、こっそり連れ帰ったのがダヴィッドだった。

アラブ人として産まれてユダヤ人として育った父と、ユダヤ人とは知らされず共産主義者として育てられた母の子として、エイタンは自らの道に踏み出す。


とは毛色の違う物語のように感じたのは、ユダヤ人とアラブ人が前面に出ていたからかな。

ユダヤ人とアラブ人は宗教による呼び分け、イスラエル人とパレスチナ人は居住地による呼び分け、ということでいいのかしら。

名前に馴染みがなく、どっちがどっちか混乱することも度々。難しい。


それにしても、思わず助けてしまったならば、墓場まで持っていくべき秘密だったのではないかなと…

でも、きっと、思わず助けてしまったことをずっと悔やんでいたんでしょうね。だから、愛情もあまり持てず…

その点、レアは息子に愛情を抱くが故に、真実を告げるか突き放すか悩んで、離婚を選んだんでしょうね…

一番身勝手で自己中心的なのはエトガールでした。穏やかな訳ではなく、我関せずだったようです。