2023930日、ミュージカル「生きる」を観てきました照れ


黒澤明の舞台化だから観ておこうと思ってチケットを買いましたが、前に観劇してました。しかも、そこそこ最近💦

今回は、渡辺勘治:鹿賀丈史、渡辺光男:村井良大、小説家(狂言回し):上原理央。


恐らく高度成長期。

余命半年と知った勘治が、元部下のとよ(高野菜々)と共に、開発によりなくなった公園をもう一度作ろうと決意する。

市議会議員を目指す助役(鶴見辰吾)と、赤線施設を作ってガッポリ儲けたい地域の組長(福井晶一)が妨害する中、たまたま知り合った小説家の機転で確約を取り付ける。

そして、明日はいよいよ新しい公園の除幕式(?)という夜、公園のブランコで勘治は人生の幕を下ろす。


勘治と公園関連のことだけに目を向けると、死ぬまでに私も誰かのために何かを成し遂げられるのか、あんな風に生きて死ねたら…、と思いました。

が、結局、光男には何も話さないままで、光男から和解の機会を奪って、後悔の念を植えつけたまま死んだところに、腹立たしさを覚えてしまいました。

光男が可哀想すぎる。一生消えない後悔を抱えることになって。


実は去年、母親を亡くしておりまして。

勘治と光男ほどではない(と思っている)けれども、ふんわりと常に不仲な感じで、入院中もほとんど電話しておらず、明日電話しようと思っていたら、明日はなかったという…。

普通に退院していても、何も話さず何も変わらず、別の最期の日を迎えていたのだろうと思いますが…。

そんなこんなで、勘治に八つ当たりした次第。


どうでもいいですが、村井くんがステテコを履いているのを見て、父も夏はステテコ、冬はパッチを履いていたなと、懐かしく思い出しました。

あと、とよを見て、GUYS AND DOLLS の映美くららちゃんを思い出しました。(と言うか、映美くららちゃんにしか見えなかった)


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