2022年1月9日に高野悦子「二十歳の原点」を読了しました
大学生の時に読んだのですが、ほぼ記憶になく、学生運動に参加していたイメージがあったもので、「彼女を笑う人がいても」からの流れで再読。
高野悦子(1949年1月〜1969年6月・享年20歳)大学を京都で過ごす
時代的には樺美智子が60年安保闘争、高野悦子が70年安保闘争という感じで、最後の方に美智子の話題が数行、出てきますが、それだけ。
「私も参加した方がいいのかな…」みたいな感じから始まって、自分を運動へ運動へと追い込んでいった印象。
むしろ、冒頭から不安定な精神状態で、タバコから始まりお酒もかなり飲むようになって、最後は睡眠薬にまで手を出していました。
どちらかと言うと、ゲーテ「若きウェルテルの悩み」とかトーマス・マン「トニオ・クレエゲル」とかシュトルム「大学時代」とかから恋愛を抜いた、自分探し系だったのかも。
(これらも大学時代に読んだので、単なるイメージですけど)