2021年10月、宝塚歌劇団星組「柳生忍法帖/モアー・ダンディズム!」を観てきました
「柳生忍法帖」は「時代劇入門」に出てきた山田風太郎が原作とのことで、ぜひ観たいと、久々に宝塚大劇場に足を運びました。
柳生十兵衛は柳生宗矩の息子で、柳生新陰流の使い手で、柳生家の後継者ながら記録があまり残っていないのだそうです。
最近だと、柳生十兵衛と言えば「魔界転生」が有名かも。観てないですけど。
賤ヶ岳の七本槍の1人 加藤嘉明の長男 加藤明成が暗君で、嘉明時代の功臣 堀主水と対立し、主水が出奔、明成が主水とその弟を処刑。
その後、明成が所領返上を幕府に申し出て改易取り潰しとなるも、後に、長男 明友に石見吉永藩に所領を与えてお家再興させた、会津騒動という出来事は本当にあったそうです。
伊達政宗に敗れて没落し、関ヶ原の戦いの後に改易、更に蘆名盛重の死後に後継者になるべき者たちが相次いで死亡して家系が断絶した蘆名氏の怨念に、
千姫が夜な夜な美男を招き入れては殺すという民間伝承、天海僧正は蘆名氏の子という説などをミックスした創作作品でした。
原作を読んでいないので、どこまでが原作の設定なのかわかりませんが、破天荒で、面白かったです
あと、娘役や下級生まで見せ場があったり、タカラヅカならではの組子の多さをうまく活かしていたり、そういう点でも見応えがありました。
更に、色とりどりの衣装や、桜や紅葉の背景などにも気持ちが盛り上がりました。
大野拓史先生、気に入った〜
モアー・ダンディズム!は懐かしの岡田敬二先生。
良くも悪くもザ・岡田敬二、安定してるとも言えるし、古色蒼然としているとも言えるかな。
ダンディズムには男の色香が不可欠だと思うのですが、なんでしょう、とにかく健全そのものでした。
個人的には、もうちょっと妖しげな雰囲気とか欲しかったかなと思いました。
左が今回、右が次回。
次回のショーが中村一徳先生とのことで、かなり気になる。
開演前は撮影可とのことだったので、撮ってみた。
久々に SARA でいちじくタルトを。美味しい けど、写真はイマイチだ…