2019.8.30は東京国立博物館本館に行ってきました (*´∇`*)
今回は特別企画「奈良大和四寺のみほとけ」が目当てで、こちらの会期は9.23までです。
岡寺、室生寺、長谷寺、安倍文殊院の四寺から仏さんや文書、名品などが展示されていました。
長谷寺と言えば十一面観音菩薩立像が有名ですが、赤精童子(雨宝童子)立像が良かったです (^-^)
雨宝童子は天照大神と同体とされ、伊勢鎮座の際に倭姫命が長谷を通ったことから安置されたと考えられているそうです。
髪型は童子ですが、お顔は凛々しく、身体つきは女性っぽくて、衣服も女神像に近いところが珍しいそうです。
右手に宝棒、左手に宝珠を持ち、彩色が残って華やかなお姿でした。
あと、難陀龍王立像は、本来は雨乞いのご本尊だそうですが、長谷寺では十一面観音菩薩立像の脇侍で、春日明神と同体とされているそうです。
「王」と書いた冠に中国の役人風の服装と、閻魔王に近い点が珍しいそうです。
頭に乗っている龍、舌まで出していて、カッコいい!
衣装の色は背面もキレイに残っているし、両手で持つ水盤の裏側の柄も結構残っているので要チェック。
それにしても、刀の柄は龍っぽいですが、水盤の上のは何だろう???
あと、室生寺の十一面観音菩薩立像も、衣やら冠やら首飾りやら、装飾品が繊細で美しい。
板光背も華やかで、ステキでした。
仏さんを見たら、やはり密教の宝具もチェック。
金銅火焔宝珠形舎利容器とか、金銅三昧耶五鈷鈴とか、その他諸々、めっちゃカッコいい!!!
密教、大好き♡
完成品の鎧しか見たことがないのですが、パーツに分かれた製作見本が展示されていて、結構、テンション上がります!
上から下へと作業が進む
左から右へと作業が進む
右のパーツ、右半分と左半分で作業工程が違う
仕上がりは左側
大鎧の金属パーツ
鎧の金属パーツ、大鎧より地味かも
右から左へと作業が進む
左から右へと作業が進んで、
完成品がコレ
鎧を見たら、やっぱり刀剣もチェック。
「太刀 三条宗近(名物 三日月宗近)」が9.29まで展示されています。
これの関連企画として、「VR刀剣 三日月宗近 岡田切吉房」という刀剣鑑賞が10.6まで開催されているそうです。
刀剣ファンにはオススメかも??
国宝 太刀 三条宗近(名物 三日月宗近)