2018.12.29に「民衆の敵」を観てきました (*´꒳`*)

ヘンリック・イプセン作、出演は安蘭けい、堤真一、谷原章介、木場勝己、段田安則、富山えり子などなど。


温泉を発見した医師トマス、それを整備して観光資源とした兄で市長のペテル。

トマスは工場排水で温泉が汚染されていることに気づき、ペテルに訴えるが聞き入れられず、新聞「民衆の友」に告発文を載せようとするが編集者に裏切られる。

ならばと、集会を開いて市民に真実を伝えようとするが、市民は受け入れるどころか、逆にトマスを民衆の敵と見なして、一家を追い詰める。

一度は町を出ることにしたトマスだが、最後は町に残って闘うことを決意する。


イプセンということは、かなり昔に書かれたはずですが、既視感のあるストーリー。

政治家は腐敗し、マスコミは権力におもねり、市民は都合の悪い真実から目をそらす。

真実は必ずしも正義ではない。

できれば真実の側に立っていたいけれど、トマスみたいに弾劾されるかもと思うと、ちょっと自信がないかも(⌒-⌒; )