先週は友人と2人、みなとみらいで楽しく
ランチして。
サイゼリヤの4倍位の金額にビビる😅



で、次の休みは映画館へ。
松村北斗さんと上白石萌音さんの。
『夜明けのすべて』


すっごく良い映画でした。
PMSやパニック障害によって自分の思う
通りに生きていけない2人。
人との関わり方を考えさせられる内容でした。


特別な事件も起こらないしショッキングな
シーンもないし、恋愛に発展するでもなく。
ドラマ慣れしてる私からすると、肩透かしを
喰らうような、本当に自然に時が流れていく
感覚の作品でした。


病気に悩む当事者だけでなく、周りの人達
もそれぞれに悩み苦しみを持って生きていて
だからこそ、辛い人に寄り添うことができる
んだなぁと…。



NHKのドラマ、岸井ゆきのさん主演
『お別れホスピタル』
2話続けて見たのですが、ご主人の介護を
長年してきた夫婦2組の話しが強く心に残り
ました。


穏やかだったご主人が病気に加えて認知症
により、暴言暴力を振るう人格に変貌して
しまい、在宅介護ができなくなった夫婦。


酷い仕打ちをされ続けたのに「怖いだけの
記憶しか残らないより、優しいお父さんと
して見送りたい」と、延命治療を望む妻。


気管切開をして会話もできなくなってしま
ったけれど穏やかな状態になり、妻はそれ
を満足そうに受け止めて夫の手をさすりな
がら話しかけ続ける。


もうひと組の夫婦。


結婚した時から自分本位で、妻がいないと
何にもできない夫。
それが妻の幸せだと思い込んでいる。
入院中も職員の介護を嫌がり妻が担う。



言葉が無くとも、夫がして欲しいことを
完璧に察して世話ができる妻。
側から見れば幸せそうな夫婦に見えても
妻自身はもう嫌!1人になりたい!と切望
するまで追い込まれていた。


延命治療は望まず、最後は夫の耳元でそっと
「もういいでしょ。早く逝って下さい」と
囁く…。




延命治療はうちも望んでいませんが、いざと
なるとその時の状況で気持ちは変わるかもし
れないですよね。


気管切開や胃ろうはやっぱり嫌だし、それは
本人も望んでないのを知ってるし。



思えば、私も夫をずっと甘やかしてきてしま
ったから、在宅介護してる時は、共依存だと
よく指摘されたな…。


そうは言っても、共依存ていう形が出来上が
ってしまうと、そう簡単には解消できない。


お別れホスピタルの2組の夫婦も簡単に言え
ば、やはり共依存の状態だったんだなぁと
思える。


『夜明けのすべて』では生きづらさを抱えて
いる人に深入りするわけでもなく、無関心で
もなく、そして困っている時には手を差し出
すことができる。
この程よい距離感。


これが夫婦でも、介護でもできたら理想ね。


現実問題、そんなに簡単単純な話しではない
けどね。


色んな人達がいて、色んな関係があって
色んな人生があって、色んな考え方がある。


自分の幸せが相手の幸せではないはず。


自分が辛い思いをしたくない、悲しみたく
ないだけで、相手にとって必要ない事をして
しまってない?って最近よく頭を過ぎる。


自分本位になってないかな…なんてね。


人それぞれ人生いろいろ。


映画とドラマを見て、あらためて現実を
あれこれ思う今日この頃です。



では、またバイバイ