7月16日投稿

 7月21日修正


今のところ個別株は高配当株を中心に集めていて、それが心地良いと感じてます。そんな自分の投資手法について整理してみました。

目次
1.目標にする指標

2.配当株投資について

3.目標達成までのシミュレーション
4.まとめ

  ┈••✼••✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈

 

1.目標にする指標
 まだフラフラしてるところはあるけど、投資を行うときの目標を年間配当額にするのが心地よく感じてます。「億り人」といった言葉があるように資産額が一般的だとは思うし、マイPFの管理をするうえで資産額の把握は大切だと思います。それでもメインの目標にするのは年間配当額が性に合ってるように思います。
 その理由のひとつは、資産額が日々の株価の上下に影響されるのに比べて、減配の心配はあるとはいえ年間配当額は日々の取得がそのまま指標の上昇に繋がるところがわかりやすいと思えることです。

 もうひとつは、配当収入をそのまま生活費に使えるので、インデックス投資の4%ルールのような出口戦略を特に考える必要がないということです。


.配当株投資について


【配当株投資のメリット】
日々の株価の上下が気にならない。上がればもちろん、下がっても取得単価が下がると思えば嬉しい
出口戦略が単純、というか不要。配当収入は現金収入なので、インデックス投資の4%ルールのような資産を現金化する出口戦略が必要がない。

【配当株投資のデメリット】
PFの自動調整がない。所詮は個別株投資。S&P500連動のETFなら、ほっておいても銘柄の入れ替えをしてくれるけど、自分で銘柄の入れ替えが必要。
銘柄の入れ替えが意外と難しそう。ある銘柄が業績悪化して他に入れ替えようとしても、数年単位の増配で取得価格に対する配当利回りが上がってると、適当な入れ替え先があるのか疑問。同じ個別株投資でも、キャピタルゲイン狙いの投資なら銘柄の入れ替え(?)が恒常的に行われるので、PF全体を考えての銘柄の入れ替えって考えはないのでしょうね。

短期間での大勝ちはない。配当は年数%程度
。増配率7%でも倍にするのに10年かかる。株価が上がっても、配当額減になるので売却益は取れない。

生活防衛資金は別に確保する必要がある。急な出費があったからといって、保有株式を売却してると、せっかく育てたマイPFの年間配当額が大きく損なわれてしまいます。インデックス投資やキャピタルゲイン狙いの個別株投資に比べて、マイPFの換金性が低く、投資資金への拘束が強いってことだと思います。そのため、収入や支出が同じでも、配当株投資は、投資に回せる金額は少なくなってしまいます。


【配当株投資の注意点】

銘柄の選定が命。1度取得した株式は長期保有が前提。現在の業績が好調なだけでなく、不況のときでも減配しない(しづらい)銘柄を選ぶ必要がある。

分散をきかせる。個々の業績の影響を抑えるためにも、銘柄、セクターの分散が必要。  


 *゚*.。.*゚*.。.*゚*.。

 

3.目標達成までのシミュレーション
 今のところ年間配当額100万円を目標にしています。マイPFの現況は投資資金約600万円、年間配当額約22万円です。ここから目標達成までの道筋をちょっとシミュレートしてみました。前提は以下のとおりです。
1.年末までに年間配当額25万円を達成
2.増配率7%/年
3.2025年から年間200万円分の追加取得。取得時の配当利回りは3%。

 2025年の見込みはこんな感じです。
年初の年間配当額 25万円
 (=2024年年末の年間配当額)
・増配による増 +1.75万円
 (=25万円×7%)
・追加取得による増 +6万円
 (=200万円×3%)
年末の年間配当額 32.75万円
 (=25+1.75+6)

 おんなじような計算を年間配当額が目標の100万円になるまでやってみると、8年後の2032年に目標達成となりました。

2032年(目標達成年)の見込み
年初の年間配当額 約92万円
・増配による増 +6.4万円
 (=92万円×7%)
・追加取得による増 +6万円
 (=200万円×3%)
年末の年間配当額 約104万円

 ちなみに、この間の追加取得額1600万円(=200万円×8年)に対して、累積の配当収入(税引前)は約450万円です。

・ー・ー・

 前提とした年間の追加額を少し変えてみた結果とあわせて整理してみました。

【年間100万円追加の場合】
目標達成時期 2036年(12年間)
年末の年間配当額 約109万円
これまでの追加取得額 1200万円
(=100万円×12年)
累積の配当収入 約690万円

【年間150万円追加の場合】
目標達成時期 2034年(10年間)
年末の年間配当額 約111万円
これまでの追加取得額 1500万円
(=150万円×10年)
累積の配当収入 約590万円

【年間200万円追加の場合】
目標達成時期 2032年(8年間)
年末の年間配当額 約104万円
これまでの追加取得額 1600万円
(=200万円×8年)
累積の配当収入 約450万円

・ー・ー・
【2025年開始の場合】
ちなみに、2025年年初の年間配当額が0円の場合の計算結果は、目標達成まで12年間でした
・2025年年初の年間配当額 0円
・増配率7%
・毎年の取得 200万円
・取得配当利回り 3%

目標達成時期 2036年(12年間)
年末の年間配当額 約107万円
これまでの追加取得額 2400万円

(=200万円×12年)
累積の配当収入 約504万円


 

 *゚*.。.*゚*.。.*゚*.。

 

4.まとめ


 高配当投資について整理してみました。
 年間配当額100万円という目標の手頃感や、10年程度の中期計画の立てやすさという魅力があって、自分には性に合う考え方だと思っています。