6月に入り、こちら盛岡の気温もぐんぐん上昇中です。
「朝晩の気温が一桁」ということはなくなりました。
自転車通勤にとても気持ちのいい季節です。
特に、見上げる空が「青い」とき、とっても清々しい気持ちになります。
盛岡駅前の旭橋から見た岩手山。岩手山の雪はだいぶ解けました。
この「青空」ですが、どうして空は青いのでしょう。
宇宙空間は暗闇であり、その暗闇の方向を見ているのに。
夕方にいたっては、「オレンジ色」に見える。
この現象は太陽が登っている間の現象ですので、太陽の光が関係しているということは想像できますが、でもなぜ「青」や「オレンジ」なのかがわからないため、調べてみることにしました。
出典:https://tg-uchi.jp/topics/2862
太陽の光は、白に近い色(白光色)をしていますが、上図のように様々な色が混ざり合ってできています。
太陽の光は地上にいる私たちに届くまでに、大気中の水蒸気のやチリといった目に見えない粒子にぶつかり、「散乱」しているのだそうです。
出典:https://tg-uchi.jp/topics/2862
上図のように波長が短い光は散乱が強く、波長が長い光は散乱が弱いのです。
例えるならば、インクのたっぷりついたリボンを小刻みに揺らすと、周囲の粒子に次々とぶつかりインクが飛び散っているイメージです。
ゆったり揺れるリボンもたまに粒子にぶつかりインクが弾けるのでしょうが、小刻みのリボンのほうが粒子にぶつかりやすいので、青色のインクで空は塗り尽くされるというわけです。
太陽の光が降り注ぐ日中、空が青く見えるのはこのためです。
目に見える光の範囲の中で波長が短い「青」が強く見えるのです。
また、太陽が登る前後や太陽が沈む前後の空が、赤やオレンジ色、ピンク色に見えるのもこの原理で説明できます。
太陽の位置が地上にいる観測者から見て、太陽高度が低く地平線に近い位置にある場合、波長の長い「赤」い光がさほど散乱されずに届きます。
そのため、夕焼けや朝焼けとして空が赤やオレンジ色やピンク色に見えるのです。
高度の低い太陽や月が赤っぽく見えるのも、この理由です。
一ノ関駅新幹線ホームより。
光ではなく音の波長も同じ。
「かん高い女性の声よりも低音の男性の声の方が遠くまでよく届く。」
「はるか遠くで鳴っている雷のゴロゴロwという重低音が聞こえてくる」
というのも同じ原理です。
最後に、月面を想像してみてください。
月には大気がありませんので、太陽の光は月の地表を照らしても、空は暗闇の色なのです。
私たち人間は、直接光を見ることはできません。
光の反射を見ているのです。
【参考・引用】