曼珠沙華 | モナのひとりごと

モナのひとりごと

人工透析患者の家族として、また視覚障害者の家族として、日頃感じたこと、考えたことを記しています。
追記:2017年7月 オットが遠いところへ旅立ちました。

実家の近くに、曼珠沙華の群生地があります。

母を連れて、早朝に行ってみました。

朝7時に現地に到着したら、もうすごい人出!

でも、ゆっくりと林の中の曼珠沙華を楽しめました。

image

 

image

曼珠沙華と母(82歳)

「赤い花に負けないように、赤い洋服を着ていかなきゃ!」

と張り切っていました。

 

父が施設に入居してから1ヶ月半が経ちました。

父は徐々に施設になじんでいます。

問題は、母。

ひとりで暮らすことがさみしいようで、

「お父さんはいつ帰ってくるの?」

「お父さんはこの家がいいに決まっている!」

「お父さんを帰して!」

と訴えてきます。

母も一緒に、父の入居する施設に入ってくれたら心配はないのですが、それはどうしてもいやだと言われてしまいました。

「だって、お母さんはまだ若いんだもの!」

確かに、入居している方たちよりは、母はまだまだ若いです。

 

「若いから、まだひとりで元気に暮らしていけるよね?」と言ったら、

「こんなに歳をとってるお母さんをひとりにさせるの!」

・・・いや、さっきまで「私は若い!」って言ってたよね?

母は、カメレオンのように若返ったり、歳を取ったりできるようです。

 

「ワタシだってひとりはさみしいけど、仕方ないんだよ」と言ったら、

「あんたは若いからいいの!」

 

へ~そうか、いいのか・・・。

ワタシはまだ若いから、オットが死んでしまっても堪えられると思われているんだ・・・。

徒歩3分でいつでも会いに行けるじゃない?

毎週末、自宅で一緒におやつを食べられるじゃない?

天国は遠くて、会いに行けないよ。

電話も通じないんだよ。

 

そう言いたいのをぐっと我慢しました。

ワタシのこれからの使命は、両親が安心して、元気に暮らせるように手助けすること。

それを終えてからじゃないと、オットに会いに行けないなあ。