言葉の力身体の内部に まとわりつく言の葉。 はらおうとしても もう一度まとわりつく。 羽のようなそれは 枝とともにあり、 無数の毒針が さらに身体を侵している。 そんなことはない。 声にだしても、 水分のない私は 毒針でぼろぼろになる。 最期を振りしぼって 終わりまであらがう。