毎週火曜日は、ただ今現役の大学院生である私が、【博士論文の書き方】と題して、博士課程の勉強の進め方について紹介させていただいています。本


http://ameblo.jp/naoadamson/theme-10012157755.html


前回は、【其の3: 研究手法を決める!】ということで、社会科学の分野における研究方法について紹介しました。ちょっとおさらいしておきますが、2種類の研究手法がありましたね。1つ目は量的研究で、2つ目は質的研究です。詳しくは、こちらをご覧下さい。


http://ameblo.jp/naoadamson/entry-10443532575.html


今日は、もう少し話を進めて、Research Questions という、研究課題の決め方についてお話したいと思います。私は教育学について勉強していますので、この分野を例に紹介させていただきますね。メガネ


研究課題は、自分が疑問に思うことを研究によって、明らかにするという目的があります。ですから、まずはその疑問点が何なのか、ということをはっきりさせて下さい。


私の場合は、中学校で英語教師として働いていた時、英語圏の国から来た英語指導助手(ALT)の先生方とのティームティーチング(T-T)をしました。メモ


その時、ALTと日本人教師である私の授業における役割りについて、疑問を持ちましたので、研究課題は「T-TにおけるALTと日本人教師の役割り」にしました。


次に、その課題についてもう少し詳しく見ていきます。だいたい、3つくらいの研究課題が、ここから導き出されるといいかと思います。えんぴつ。

この3つのうち、1つ目は国策の分析、2つ目は国策と実際の教育現場との比較、3つ目はいくつかの教育現場の比較、という方向に持って行きます。


なぜ、このようなことを自信を持って言えるかというと、実は私は昨年10年かけて書いた博士論文を提出しましたが、口頭試問で書き直しを命ぜられてしまったのです。叫び


なぜ、試験官に書き直しを命ぜられたかというと、私が書いた論文は、2つ目のところで終わってしまい、3つ目まで行かなかったからです。


このような失敗から私が学んだことは、博士論文を書く上で重要な点の1つは、充分なデータを集めるということです。教育実践については、1校だけの分析では不十分で、最低でも3校について相違点を比較分析することをお薦めします。にこ

今日も、私のブログをお読み下さいまして、ありがとうございました。

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