ばばんばばんばん
こんばんみ、
よっしーですよってにブログおいでませ!
ご来訪ありがとうごさいます。
今宵は、
懐かしくて
郷愁を感じながらも、
少年時代に
ちょっとしたトラウマを残した
名作アニメを懐古しますわよ、
奥様旦那様。
その昔、
『まんが日本むかし話』という
秀逸なアニメがあったとさ。
この
アニメ作品は、
ほとんどの話は、
朴訥とした、
常田富士男と市原悦子の
掛け合いでやんわりまとまる
牧歌的なオムニバスなのですが、…
時たまに、
民間伝承ベースの後味の悪い
救いようの無い話をぶっ込んでました。
その栄えあるトラウマ系作品、
第1位、
『飯降山』
福井のとある山地で
山籠りの修行をする尼僧の三姉妹に
起こる、奇怪で不気味なお話。
修行も
佳境に差し掛かり
究極に飢えてきた折、
山神さまから
3人分の握り飯が
支給され、お恵み下さった飯を三人で
分けて飢えをしのぎ始めるのだが…
ひもじさと
厳しい修行の継続により
この三姉妹に亀裂が生じてきて…
骨肉の争いに至ってしまう
恐怖の物語。
一人減り、二人減りと
口減らしが進む様は、
まさかのカニバリズムのメタファーを
感じさせる、傑作怪奇ホラーの様相を
呈していました。
当時はガクブルでしたf^_^;
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第2位は、
『十六人谷』
富山黒部峡谷の深い山あいで
十五人の木樵(きこり)の飯炊き係として
従事していた弥助は、
とある晩に、
女の山神と思しき精霊に
明日、柳の木を切らぬよう木樵を
制して下さいと懇願される。
翌日、
立派な柳の古木を
木樵達は切り倒そうとするが
昨晩の女の山神の言葉を思い出し
弥助は制止をする。
しかし
木樵達には制止は効かず
飯炊きが出しゃばるなと、切られてしまった。
その晩、
あの山神が寝静まった山小屋に現れ
木樵を一人づつ舌を抜いて殺していく。
ついに山神は
弥助に手をかけようとしたが、
弥助が
木樵らを制止しようとしてくれた
行いから命を奪うことをせずに消えた。
やがて50年後に
山小屋を訪ねた旅の娘に
弥助がこの話をした直後、
老いた弥助は倒れ、
倒れた
弥助の口には舌が無く、
安らかな眠りにつくように、
どこか満足気な恍惚とした表情で
息を引き取っていたのだった…。
まんが日本むかし話には、
人間の本性を炙りだすカニバリズムや
原始宗教的と言えるアニミズムというか、
超自然信仰といった、
日本人ならではの感性を揺さぶる
作品が多かったと思うのです。
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まんが日本むかし話、
このアニメ作品には、
日本人の日本人たる心の素養を育む
真価があったと思います。
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