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《動的平衡(=dynamic equilibrium)》 福岡伸一著

生命とは何か?を分かり易く解説した著作の多い福岡伸一教授が
2009年に出した本のタイトルです。

皆さんご存知の通り、私達を作っている細胞は、常に新陳代謝を
続けています。

<本よりの抜粋>
生体を構成している分子は、すべて高速で分解され、食物として摂取した
分子と置き換えられている。身体のあらゆる組織や細胞の中身は
こうして常に作り変えられ、更新され続けている。
だから、私達の体は、分子的な実態としては、数ヶ月前の自分とは、
全く別物になっている。
「Sustainable(=持続可能)」なものは、一見、不変のように見えて、
実は常に動きながら平衡を保ち、変化し続けいている。
その軌跡と運動のあり方をずっと後になって「進化」と呼べる事に気づく。
生命とは、「動的平衡」のシステムである。

Sustainable(=持続可能)とは、常に動的な状態(変化し続けいてる状態)の事。
変化をしないと生命・組織は死んでしまいます。生きつづける為には、変化が不可欠。

一方、「Change」を謳う書籍が多数出回っているのは、如何にChangeが難しいかを物語っています。
Changeが当たり前であれば、Key wordになりません。
私達自身の体が、無意識のうちに、変化をし続けているのに、会社や社会の事になると
変化を嫌うというのは、非常に面白いパラドックスです。

福岡伸一さんのNHK“最後の講義”アーカイブも面白かったです。

#動的平衡 #dinamicequilibrium #福岡伸一 #最後の講義