音の中を歩く。同じ道を歩いたり別々の道を歩いたり光を見たり闇を見たりどんな道を歩いていても私達は運命共同体。大地の上で何年も何百年もかけて緑が育つような。宇宙の中で小さな星が誕生するような。ずっと一緒に育ってきた兄弟のような。そんな感じ。久しぶりに音に触れたくなった。指先から奏でる音の空間の先のその先端。もうここ十数年、その感覚を味わってない。そろそろ閉じてた音の扉を開けようか。久しぶりに音の中を歩きたくなった。