テレビでは決して報道されない
震災で生き残った人の苦難。
あたしのいとこの婚約者は茨城の人で
彼の実家は浸水はしましたが、家も家族も全員無事でした。
彼の親戚には未だに行方不明の人や亡くなった人がいます。
親戚の一人が自衛隊員で
家は流されたけど
その自衛隊員の家族は幸い仕事に出掛けて家にいなかった為
みな命は助かり無事でした。
しかし
自衛隊という職業をしていた為か
更に、家族全員が助かった為か
自衛隊だから、何か津波の情報があったんだろう
だから家族が全員無事だったんだろう
と
全員生き残ったのがいけないかのような非難をされているようです。
生き残ってしまった人達の苦難。
あの状況の中で
誰があんな津波が来る事を予想できただろうか。
亡くなった命と
生き残った命と
それがどのような偶然が重なって分かれ道になったのかは誰にもわからないし
あの状況の中で助かったのは奇跡。
しかし
生き残った人達は
非難をされ
生き残ってしまったのが
悪いのかのような
罪悪感を抱えながら生きていかないといけない状況に追い込まれる。
どんな職業をしていようが
全員被災者。
もちろん親戚や友達を沢山失ってる。
でもあの状況で
被災者にもかかわらず一生懸命皆さんの力になろうと働いていたのは
自衛隊員の方達。
大切な人を失ったのは
皆同じ。
被災地で自分の家族や大切な人や家や沢山のものを失った悲しみや苦しみはよくわかる。
でも
その憤りのない気持ちを
自衛隊員や他の
同じ被災者にぶつけるのは
絶対に間違ってる。