今日
色んな企業の経営者のサポートをしている方と
こんな話をした。
東北への支援のあり方。
震災の後
色んな所へじわりじわりと影響が出ているようで
今東北のお酒を飲んで
東北を盛り上げようなんて動きが各地で起こってる。
もちろん私もそう思ってた。
でも実際
被災している東北の酒屋さんは
海沿いの酒屋さん達で
お店も全て流されて
営業も出来ないような状況にある。
私達がみんなで東北のお酒を買って飲んで
東北=全てが被災地という感覚でいるけれど
実際はさほど地震の影響を受けていない人達が
どんどん潤っていて、実際被災された酒屋さん達には実は何の支援にもなっていない。
それよりも
東北。東北。
皆が東北へ一気に向いてしまって
一番肝心な地元の酒屋さん達は
お酒が全く売れなくなって
廃業や倒産が徐々に出てきている。
この話を聞いて
ハッとした。
私も東北のお店で何か買えば
少しでも力になれていたような気がしてたから。
でもそれはきっと景気の力には少しばかりはお役に立てたかもしれないけれど
気持ちが東北に向けば向く程
地元や、それ以外の企業にダメージが行く。
そして身近にある企業がつぶれて
新たな失業が出てくる。
景気の悪循環。
その方はこう話をしてました。
まずは地産地消。
そうだよね。
それぞれ地元の企業が潤えば、新たな雇用も生まれる。
日本全体の景気が良くなれば
結果それが被災地への支援に繋がる。
支援。支援。
と
支援をしていたつもりが
被災地でない所へ
二次災害を生んでいたなんて。
支援のあり方を
色々考えさせられる日でした。
被災地を思うならきっと今は募金がいいのでしょう。
お金ではない支援のあり方もあるでしょう。
買い物はきっと景気回復にどんどんした方が良いのかもしれないけれど
今までのライフスタイルは変えずに
東北にこだわらず。
この方は
近々被災地へ
桜の苗を持って行くようです。
お金や物ではなくて
50年後も100年後も
同じ場所で
被災地の方達が
桜を見れるように。