無の世界。
無の空間。
あたしにはこの無という空間が幾つかある。
一つは音楽の空間。
クラシック系のピアノや声楽をやってきた人ならたぶんわかると思うけど
空間の中の音の先端まで
入り込んで
微妙な空気の中の音の先の先まで表現する
無心の音の世界。
何も考えず
ただ音の空間の中に入り
音を感じ表現する世界。
そんな世界で過ごしてきたからか
もうひとつは
完全に違う世界に行ってる時。
こんな時周りにいる人はよくこんな事を言う。
どっか行っちゃってたよ。笑
たぶんこんな時
あたしは無表情で
もぬけの殻になってる状態だと思うけど
本当に違う場所に行ってる。
無の空間。
よくあたしは
これをトリップと言うけど。
違う次元の
何もない世界。
もうひとつは
自分の意志で
無心になる時。
何も考えない。
ただただ無心になる。
どれもあたしにとって
普通の日常の中で
繰り返してる事。
たぶん
世の中で
瞑想とか
お坊さんが座禅をするような
形は違うけど
禅の世界。
無の空間が日常の中にあると
無心になる。
人って生きてると
雑念だらけになる。
私欲や、人の目や、自分の価値や
色んな感情に惑わされる。
人の目が気になったり
自分の事しか考えられなくなったり
無心になると
自分がどうするべきか
自分に必要なもの
必要でないもの
自分が本当にしたい事
私欲、私情とは別に
本当に魂が求めている道や場所が
見えてくる。
あたしはこんな毎日の中
自分の中の無の空間に入り
今
魂の中の言葉と向き合いながら
毎日を生きています。