今たまたまテレビで
フィギュアスケートの荒川静香特集みたいなのを見てて
色んな挫折を繰り返して
乗り越えて
そして自分の道が見えてきて
そんなのを見てたら
自分が歩いてきた道を思い出して。。
物心つく頃からピアノを弾いて
小さな頃
本当に小さな枠の世界で自分はできるって思ってて
高校に入って
世界の枠が広くなって
同じ音楽をやってる人達の中で
自分の無力を知って
大学を受ける時
推薦の枠をもらったけれど
音大の受験って
普通の大学の推薦と違って
ピアノの実技も普通の受験と同じくあれば
歌の実技もあり
一般の受験とさほど変わらず
一生の中でこれほどピアノに向かって集中して弾き続ける事はないだろうって位
毎日毎日、睡眠時間を削って
必ず1日に7時間は練習して
日曜日には東京の先生に教わる為に声楽のレッスンに通い
それなのに
試験当日
あまりの緊張で
全然自分の納得の出来る演奏ができなくて
家に帰って
悔しくって
布団の中でボロボロ泣いて
挫折というよりも
いくら努力しても
本番の緊張に負けた自分に悔しくて
結果が出るまで
思い出すだけで悔しくて毎日泣いて
結局大学は受かったけれど
大学生活の中でも色んな疑問を抱きながら
毎日自分と葛藤して生きてきて
やっとね。
今
ずっと音楽をやってきて
自分の進んできた意味や
本当にやりたい音楽や
その場所に
まだ完全ではないけれど、近づいてきた気がします。
色んな場所で
色んな経験をして
そこが違っても
ゆっくり一歩前に進んで
明確に、徐々に先が見えてくる。
経験してきた事は全て必要な事で
それがあたしにとっては音楽であり
人によって色んなものだとは思うけど
荒川静香が最後に
こんなに続いた事は
生きる事と
スケートしかないんで...
と言った言葉が
ジーンと胸に響いた。
そう。
あたしも
こんなに続いた事は
生きる事と
音楽しかない。
生きてる長さと、さほど変わらず共にある音楽を
どんな形であっても
続けていきたいな。
同じ事を続けて行くと
挫折したり
悩んだり
止まったり
色んな事があるけれど
その中で向き合うのも成長。
その形と向き合って
その場所がちがければ
違うstageに進むのも成長。
面白いもんですね。
中学の先生を目指して生きてきたけど
今歌の先生をしてる事が幸せで楽しい。