10年くらい前
今世紀最大って言われた流星群を
凍えそうな真冬の寒空の下で
真夜中にひとりで
空を見上げて
真っ白な銀世界の中で
空から雨のように降ってきた星。
あの光景は
今でも忘れない。
星の降る夜。
あの日
雨のように降ってくる星を見ながら
自分の小ささを感じた。
こんなに大きな宇宙の中の自分も
悩みも
なんてちっぽけなんだろうって
そんな事を思った。
次から次へと降ってくる星は
本当に星の雨みたいで
あの光景は
一生忘れない。
高原の
山の上の
何も明かりのない場所で見上げた夜空は
空一面に星がキラキラ輝き散らばっていて
星の海の中で
泳いでるみたいで
星に包まれて
宇宙の大きさを感じながら
目の前で輝いてる存在が
とても愛おしくて
ただただ幸せを感じた。
久しぶりに
あんなに輝く綺麗な星を見た気がする。
24日まで
またしし座流星群が見れます。
ピークは18日前後。
空に近い場所で
星を見上げると
毎日何かを考えたり
悩んだり
迷ったり
そんな事どうでもよくなる。
大きな宇宙にのまれたら。
ただそこに幸せを感じる。
夜
東の空を見上げて。
空からまた星が
降ってくるかもしれない。