今日は
とっても大切な日。
暖かくって
とっても幸せな日。
人生の中で
とっても大切な重要な日。
でも今日は悲しい。
21年前。
学校帰りに
お寺に捨てられてた
捨て猫に出会って。
お寺の方に
頼んで勝手に一匹猫をもらいました。
不思議な縁で
たまたま
いつも寄る事のないお寺に遊びに行き
たまたまその日
生まれたての子猫が捨てられていて
縁あって。
生まれたてで
子供の小さな私の手のひらに乗るくらい
本当に小さな子猫。
ジャージの中に隠して
こっそり持ち帰って
凄く怒られて
でもそんな両親が
子猫に癒やされて。
ミィミィ鳴くから
勝手にみぃちゃんと
名付け。
毎日一緒に寝て。
毎日一緒に大きくなって。
いつもあたしの布団の中に潜ってきて
あたしが家を出ても
何ヶ月振りに帰ると
ゴロゴロ言いながら
足にまとわりついてきて
リュウセイが生まれると
今度はリュウセイと猫が
あたしの膝の上を取り合って
ライバル。。
そんなみぃちゃんが
動かない。
あたしの腕の中で
ただ息をしている。
静かに。
最後の時を待つかのように。
動かず
横たわり。
もう動かない。
ご飯も食べない。
ただただ
息をしている。
21年も生きてる猫なんて
なかなか聞いた事なくて
もう年老いてヨボヨボのおばあちゃん猫。
でも
ずっと一緒に大きくなって
いつもそこにいて。
いる事が当たり前だと思ってた。
ねぇ。
いなくなっちゃうの?
人間と猫じゃ
命の長さが違う事もわかってる。
あたしがピアノを弾いてる時
いつもイスの横に座って聴いててくれた。
今日はあたしが抱っこしながら
出来上がったDemoを聴かせた。。
たぶんあたしの音を聴くのはこれが最後。
一緒に大人になったのに。
あたしの前からいなくなっちゃうの?
目の前にある現実と
沢山の思い出が込み上げて
悲しい。
数ヶ月前の
おばあちゃんが旅立った時と一緒。
猫。
ただの猫。
でも
あたしの姉妹で
子供みたいで
家族の中で
一番大切な存在。
頑張って。と
祈るしか
何もできない。
永遠なんてないけど
せめて明日まで
頑張って生きて。