昨日
おばあちゃんの出棺の時
みんながお別れを告げ
涙を流し
そんな中で
リュウセイはボロボロ泣きながら
おばあちゃんありがとう。
僕いい子になるからね。
と
おばあちゃんにお別れしてました。
溢れる涙を
あたしのハンカチを奪って
拭きながら
それでも足りずに
あたしの喪服に涙をこすりつけて
リュウセイ。。
あんたティッシュ持ってんじゃん!!泣
あたしにティッシュくれ。。

リュウセイは
あたしにこう言いました。
人が死ぬって事は
こんなに悲しい事なんだね。。
と。
生まれた時は
まだおばあちゃんは言葉を話せました。
あらまぁ
かわいい。
その時おばあちゃんは呆けてはいましたが、リュウセイはおばあちゃんが老いてゆく姿をずっと見てました。
病院に入院して
隣のベッドのおばあさんが亡くなった日から
病院に行くのをかたくなに拒み続け
何年振りかに見たおばあちゃんは
冷たくなって
昨日葬儀が終わり
夜寝る前に
こんな話をしました。
人が死ぬって悲しい事だよね。
だから人の命は大切なんだよ。
生きてるって事は
とても幸せな事なんだよ。
だから人を大切にしなくちゃいけないんだよ。
リュウセイが生まれたのはおばあちゃんがいたからなんだよ。
おばあちゃんの事
ずっとずっと忘れないでいようね。
と。
そしたら
ボロボロ泣きながら
思い出すと悲しくなってくる。
おばあちゃんに生んでもらった人は
もっともっと悲しいんだね。
涙をいっぱいこぼしながらこう言って
おばあちゃんは
死をもって
リュウセイに
命の意味
生きるという事
人の大切さ
命の大切さを
教えてくれたんだと思います。
7歳の子供は
とても大きなものを得ました。
おばあちゃんの葬儀で
色んな縁がありました。
死をもって
得る縁。
別れの場で
得る縁。
おじいちゃんの時もそうでした。
去り行く人は
別れの場で
とても大きな置き土産を
残していってくれます。
日が経つにつれ
思い出は深く
日が経つにつれ
悲しみは深く
日が経つにつれ
いない事を実感する。
そして
また
日が経つにつれ
悲しみは
思い出に変わりゆく。