神の手と呼ばれた脳外科医、福島孝徳先生が亡くなってしまいましたね
Xなどで故人を賞賛したコメントであふれていますが、
私的にはあまり印象は良くないんですよね
というのも右にも聴神経腫瘍があると分かった2010年この時すでに左は失聴していたので手術に失敗すると完全失聴してしまうという状況にたたされた私はダメ元で福島先生にメールを送ってみました。
どうせ返事なんてこないだだろうと思っていたところ福島先生から返事がきてビックリ😲
内容は詳しく見てみないと何とも言えないが、せっかく有用聴力(この時点では健聴でした)があるのに失聴リスクがある手術をすべきではないような気がする
失聴してから手術した方が良いみたいなことが書いてあり、さらに私は日本には年に数回しか帰っておらず直接見ることが出来ないので、可能なら千葉県にある福島記念病院に行って見てもらってくださいとありました。
私は千葉県住みで福島記念病院は車で1時間もあれば
行ける距離なので迷うことなく行ってみました
待合室には福島先生のドキュメンタリーがエンドレスて流れており、なんていうか「俺は凄いんだぞ」的なことを誇示するような感じをうけ(実際凄いんですが)
あまり良い印象をもたなかったですね
まずMRI検査をした後、診察は福島先生のお弟子さんなんでしょうかね?
そこそこ若い医師が担当してくれまして、検査結果を見ながらこう言いました
「MRIを見るかぎり、まだ腫瘍も小さいし有用聴力がある段階で失聴リスクがある手術はしないほうがよいと思います」
「福島先生とも相談しましたが、ある程度大きくなっってから、もしくは失聴してからの方が…」みたいな感じの事を言われました
その時の腫瘍の大きさは2.3cmくらいでしたかね
放っておけば腫瘍の増大とともに失聴リスクも高まるし、ネットに2cm位なら結構な確率で聴力を残せるみたいな事が書いてあったので、私は「今なら聴力を残せるので手術しましょう」的な回答を望んでいました。
その後現在もお世話になっている医師に出会いまして「今なら聴力を残せます」という期待通りの回答を受け手術をお願いし手術は無事成功
8年は片耳健聴で過ごすことができました
現在の医師に出会わず福島先生の指示に従っていたらとっくの昔に難聴或いは完全失聴していたと思います
私は福島先生に良い印象をもっていませんが、先生に助けられた人も数え切れないくらいいるでしょうし、鍵穴手術という方法を開発したりと残した功績は賞賛に値すべきものだと思います
最後になりますが
福島先生
結局福島先生にお世話になる事はありませんでしたが
忙しいなかわざわざ返事をくれた事は生涯忘れません
あの時はありがとうございました
ゆっくり休んでください
ご冥福をお祈りします