おぐです。

こんにちは。

昨日は公開初日の
「リップヴァンヴィンクルの花嫁」見てきました。

岩井俊二作品。

岩井俊二は、すごーく好きだったんですよね。

最初に見たのが、「LOVE LETTER」で、
「undo」「FRIED DRAGON FISH」「スワロウテイル」「リリィ・シュシュのすべて」「花とアリス」と。

好きというか、衝撃というか。

ものすごく影響されてたと思います。

でも、花とアリスからはだいぶ時間が経って。

「リップヴァンヴィンクルの花嫁」に、実はあんまり興味なかった。

黒木華ちゃんに綾野剛、COCCOなのに。

COCCOも猛烈に好きだったのに、これまた遠ざかってたんですよね、なぜか。

見に行くつもりもなかったのに。

いろいろ番宣で見かけると、だんだん興味が湧いてきて。

公開前日のオールナイトニッポン聴いてたら、トークが楽しくて。

見に行くことにしました。

上映館数も少ないから、これはすぐ見に行かないとみれなくなっちゃうなーと。

出だしから、岩井俊二だー、懐かしい、あの空気感!と。

最後に見てたのが花とアリスだったから、その印象でいたんだけれど。

柔らかいのに美しいのに、ストーリーはドスンと体当たりしてくる感じ。

ぶ、ブラックだ…イタイ。

そ、そうだよね、リリィ・シュシュを作った人だもんね。

それにしても、黒木華ちゃん、綾野剛、COCCOと、それぞれが役以上に役そのもので。

素晴らしい!

綾野剛は、純心と邪悪の演技幅がものすごく広い。
天使か悪魔か、あの摑みどころのなさは天下一品だと感嘆しました。

COCCOは何に出ても何をしてもCOCCOなんだけど。
かつ真白そのもので。

声も歌もやっぱり素敵だった。

何が凄いかって、

そう来るか⁈、というストーリーが。

そこで、そんなこと?

泣いてるのに笑っちゃったり。

さすが岩井俊二でした。

3時間。

長かったけど。

丁寧に作り上げられた世界。

ハラハラドキドキ。

じんわりと。

結局なんだったのかな?とか。

やっぱりものすごいインパクトだった。

さすが岩井俊二。

黒木華ちゃんもあんな柔らかいのに、見てて全く飽きない。いつまでも見ていたい。

華ちゃんが一緒に死んでくれるってにっこり笑ったら、そりゃ安心できるね。

世界はたくさんの幸せがあふれてる。

そこにもここにも。

お時間あれば、ぜひぜひ見てみてください。

どこをどう感じるかは、きっと人それぞれで。
いろいろ楽しめると思います。