私が守ろうとしているもの

 

私らしく

生きられること

 

なのかな?

 

 

 

なぜ

娘が関わってくると

 

それが崩されると恐れ

防御に入るんだろう

 

 

 

彼が娘を想う気持ちと

私を想ってくれる気持ちは

種類の違うものであり

 

競ったり

比べたりして

 

どうなるものでもない

 

それは理解できる

 

 

 

彼の愛情を

取られるとか

 

そういうことよりも

 

自分の世界を

荒らされること

 

私はそれを

恐れているのかもしれない

 

 

 

というのは

 

私の好み

性格

習慣

 

それらは

夫家族が育んできた

世界のものとは違う

 



例えば

夫と亡き奥さまが

目指していた


『人が遠慮なく集える家』


それは

すばらしいコンセプトだと

思うけれど


私には

気疲れして

リラックスできない

家となるように… 

 



だから

私らしさを

夫との生活に

取り入れるということは

 

夫家族の世界を

変えることとイコールだ

 

 夫は

それを

認めてくれているけれど


 

夫の娘にとっては

受け入れがたい

ことなのだろうと想像する

 

私が

彼女らの世界を

受け入れがたいのと同様に…

 



 だから

私と娘は

張り合うのか


自分の縄張りを

犯すなと




私は

娘の挑戦状を

真に受けて


私の世界を

守ろうとしている

 




ただ

 

私たちの生活は

日々変わっていく

 

変わらざるを得ない

 

 

 

彼女たちは

それにあらがい


私に

自分たちの世界を

変えてくれるなと

要求する

 

 

夫と

亡き奥さまと

彼女たちが居た世界を

 

それを崩さないなら

歓迎すると

 

そして

夫の介護を要求し

 

また

夫のお金を

使わないで欲しいと言う

 

すなわち

相続のことを

気にしている

 

 

 

それを丸ごと受け入れて

後妻を務められる女性は

女神さまだ…

と私は思う絶望

 


とはいえ


世の中に

確実に

その女神さまは

存在するのだ 


すごすぎます

 

ただ

未熟な私に

そうなれとは


無理っしょあせる





しかるに


かように

彼女たちは

私に厳しく

 

経済的な面で

ある程度

夫に頼りたい私は

 

夫のお金を狙う悪女のように

彼女たちの目に

映るらしいのです




勘弁して…あせる





ただ


彼女たちは


私が愛した夫が

育ててきた

作品なのです


夫の自慢の作品…らしい


確かに

優秀だけど


その分

人の弱さに

思いが至らないような

感じがするよ…


by心の声




そう


私には

とてもしんどいことを


夫やその娘には

分かってもらえないのかも

しれません




夫は

間違いなく


彼女たちの側の

人間なのです




私とは

違う世界の住人たち


それをまるごと

受け入れろと言う




私の魂は

『つらいよ〜』

と叫ぶ




彼にだけは

手を差し伸べて

欲しかったのですが


その手は

振り払われた…




そして

熟年婚の難しさが

ようやく

実感として

わかったような

気がします