今年最後のヴァイオリンレッスンに行ってきました。
習い始めて1ヶ月半くらいが経ちます。

レッスン時間が今日だけ入れ替わり次の生徒さんが先になりました。
そして私はレッスンを見学することにしました。

知らなかったのですが、先生はヴァイオリンだけでなく
ビオラ(仏:アルト)も教えているようです。

ビオラ歴3年半程、
小学5、6年生という感じでしょうか。

持ってるビオラは100年以上前のものだそう(驚)
なんか、フランスってそういうもんなのかしら?
私のなんて2009年のやつです。
思わず笑っちゃいましたよ~

以前も随分古いヴァイオリンを使ってるこどもがいました。
最近買ったのではなく、おばあちゃんが使ってたとか。


先生がその子のビオラをとって曲を弾くと
CDで聞く音とは違う、生の心地の良い音でした

どうやらその生徒さんは、家で絶対練習して来ないのだそう。
私のレッスンでその子が練習しないことを愚痴ってました(笑)

しかし私も幼少の頃、ピアノを長く習って、
ピアノを弾くことは好きでも、教本など練習しない子だったので
なんかその子の気持ちがちょっとわかります。
今、大人になり、またやりたい気持ちがはっきりあって
自ら練習する生徒になってますので、心配ないのかなと


練習しないという生徒さん。
だからそれもあってなのか3年半の割に、ん、、、、、という印象。
音感がないのか、音の外れがとても気になってしまった

他の生徒さんの演奏を聞いてわかったのですが、
ヴァイオリンやビオラが高価で素晴らしいものであっても
演奏者が上手でないと使いこなせません。(特に初心者)

失礼な話ですが低価格のを買っても同じ。
だから私もまだ下手くそなので、高いヴァイオリンを買ったとしても
それを使いこなせないんだと、今日、目の前で感じることができました。



ビオラの低音、新鮮。
初めて間近で聞いたのですが、本当に素敵な音色で
いつものことながら「ビオラもいいな~」と恋してしまいました



1つ思い出したことが。
教本に沿って習ってたのですが、ボジション移動を含む楽譜を持ってたので
先生に見せて、ちょっと弾いてくれませんか?と頼むと喜んでOKしてくれました。

鈴木バイオリン2巻ベートーヴェン「メヌエット」
先生が弾いて見せてくれた後、これを今日はやりましょう!と
思いがけず曲らしい曲に入ることができました(教本続きで苦しかった~w)

先生が真横で実演してくれる音というのはすごい手助けになります。
振動を感じるというか、音の雰囲気というのか
CDやYoutubeで聞くと、どれくらいダイナミックな感じなのか
それとも優しい、静かな弱い感じか、振動を感じることはできません。

結局、わずか1回のレッスンで、自分一人であーでもない、こーでもないと
悩んでやってたことが解決して、色が変わるような演奏になったというくらい
先生からのアドバイスが大きかったです。

こどもの生徒がメインということもあり、
なかなか本当に好きで好きで習いに来る
モチベーションの高い子は少ないのでしょうか。

私のようなクラシック好きで、この曲好き、この作曲家だとか
先生はとっても嬉しそうに私のリクエストに応じてくれます。

レッスンが終わり帰りがけに「よいクリスマスを!」と言われました。

あ、そっか!
日本で言う「お正月」フランスではクリスマス。

まだそういう感覚がないので、自分からはその言葉が出なかったのですが、
フランス人にとっては年で1番大きいイベントがクリスマス。

年末にもしよかったらレストランにでもどうかと誘われました。
先生と生徒の距離感が近く、日本とはまた違う雰囲気があります。
付き合い方が営業的じゃないせいか、
先生もよく自分のプライベートな話(悪いことも含め)とか
誰かの愚痴までします(笑)日本では先生が生徒に愚痴るなんて
「先生」という立場上、なかなかないと思うので、
なんだか異文化だなと感じます。