最近、男の顔についてよく考える。
女性のことは、よく分からないが、男の場合、生き様が顔に出る。
シワの一本一本、ちょっとした表情に長年の苦労や経験が刻まれ、それが魅力となる。
この顔を作るまで、どれだけ苦労したことか…
だから、シワやシミを気にしてエステなんぞに通うのは男の風上に置けん。
髪だって自然に任せて染めたりせず、ありのままを楽しもうではないか。
薄くなったら、いっそのこと丸坊主にしてしまおう。その方が潔くかっこいい。
親からもらった身体、
顔形の良し悪しはどうにもならないが、
生き様だけは自身の努力でどうにでもなる。
どんなに無様でも、開き直って生き続けた者が勝つ。
コソコソ誤魔化しながら生きている奴は、負い目が顔に出て、目つきがオドオドしている。
さて、自分の顔はどうだろう…
散々馬鹿なことをやり、失敗し、人様にご迷惑を掛けてきたが、非を認める勇気と、詫びる常識はあった。
ある時は袋叩きにあい、半殺しの目にもあった。
だが、どんな時も誤魔化さずに前を向いて歩いて来た。
死ぬまで戦い続ければ、少しはマシな面構えになるだろう…