前日は一人でのどきどきオペラ観賞でしたが、この日はお友達と二人で
(写真は夜に撮ったものです)
花柄の半袖ワンピースでおしゃれしていきました
土曜日だからか、前日よりもドレッシーな感じの方が多かったです
今日の演目はヴェルディの「ドン・カルロス」
フランス語版なので、全5幕4時間5分の超大作です
休憩も含めると約5時間なので、開演時間も17時半と早め
本日のお席は、昨日よりだいぶ中央寄り、皇帝席の真横のボックス席前列です
上演3日前に運よく並びでキャンセルが出ていたのをGETすることができました
作品は、16世紀のスペイン宮廷が舞台としたもので、恋愛・親子対立・友情など、
色々な要素が絡みます
演出についてはよく知らなかったので、2幕目後の休憩時間、そろそろ終わりかなぁ、と
思って座席に戻ると、ホワイエの様子が舞台上のスライドに生中継されていてびっくり
それが作品本編に繋がっていき、座席の真ん中で出演者が歌い始めたかと思うと
フランドルの現状を訴える記者達により、写真が観客席一帯にばら撒かれたり
驚きの連続です
それにしても、この高い天井の劇場上階から観客席へ向かって大量の写真(紙)が、
わぁ~っと降ってくる様子は本当に圧巻でした
拾ったのを見てみても何の絵か分からなかったけど。。。作品の一部に
取り込んでもらえた感じで、ちょっと嬉しい
内容自体は悲しい物語なのですが、エボリの妄想という無声(あ、一言だけ「Pizza!」って
叫んでました)の一幕がちょっと暴走気味で面白かったり、最後にいきなり
死んだはずの先代の王様が出てきて、まるでギリシャ演劇のデウス・エクス・マキナ
あらわる、みたいな展開で、ちょこちょことアクセントが
また、音楽の面では、美しいアリアが多く、タイトルこそ「ドン・カルロス」ですが、
親友:ロドリーグのバリトンや父親:フィリポのバスが強く印象に残りました
エボリのソプラノもはっとするほど美しかったです
展開が早く、お芝居として感情移入というのはできなかったけれど、
楽曲と歌には大満足
長丁場で、しかも英語の字幕を確認したりしつつなのでちょっと疲れたけど
前日とはまた違うタイプのオペラを観賞することができてよかったです
・・・と、今回はちょっと短めに終わってしまったので、日本からのチケットの
手配について、ちょっと備忘録を
チケットの手配は、インターネットから、英/独語にて可能です
1ヶ月前にならないと席の割当がされないので、それより前の申し込みだったり
キャンセル待ちだったりすると 「スタンバイ」ステータスとなり、いつまでなら
待てるかを入力するようになっています
その期限までにメールが来なければ残念・・・ということ
ちょっと注意なのが、申し込みは座席指定であるという点
この2日目のオペラは元々お友達が申し込んでくれていたのですが、3ヶ月前に
予約して、上演3日前までスタンバイステータスだったので、キャンセルも出ない
ほどの人気なんだねぇ、と、ちょっと諦めてました
で、せめて下のランクでも席がないかなぁ、と思ってサイトを見てみたら・・・
申し込んでいた席番号は埋まったままでしたが、同じランクの空席が
いくつかあるではないですか
申し込んだお友達の元には特にステータス変更の連絡がなかったので、
そっちの申し込みを取り消してもらい、こちらで予約しちゃいました
1ヶ月前を過ぎてもスタンバイ状態だけど、どうしても、という場合は、オンラインで
こまめに確認するという方法もよいのかもしれません
(おまけ♪)
オペラ観賞前に劇場近くの「OBERLAA」さんでお茶しました
甘さ控えめで日本人の味覚にもよく合うケーキ、ということで期待大
ふわふわメレンゲに爽やかなレモンが利いていておいしかったです
スポンジもしっとりふんわり、甘さ控えめ
でも、サービスはいまいちかなぁ
オーダーが通っていないことを確認すると「そんなの聞いてない」って
ふてくされちゃう店員さんに、ちょっとびっくりでした