昨日は一日有休をとって、こちらへいってきました
乃木坂の国立新美術館
お目当ての企画展はワシントンナショナル・
ギャラリー展
とても人気だろうということで、会期前半の平日朝に
行きたかったのです
4章立ての展示を、とっても個人的な感想とともに
●印象派登場まで●
・・・コローを始めとするバルビゾン派からクールベの
写実主義作品やマネの作品などが並びます
コローの「うなぎを獲る人々」の透明感のある
空気がすてきでした
フレデリック・バジール「若い女性と牡丹」の
写実的なお花の絵も、今にも強い香りが感じられ
そうなくらい迫力がありました
●印象派●
・・・ピサロやモネ・モリゾにルノワールなど、見応えの
ある作品がたくさん展示されています
中でも、清々しい風を感じられる「日傘の女性、
モネ夫人と息子」、夏の終わりののんびりとした午後が
懐かしくなるような「ヴェトゥイユの画家の庭」、いずれも
モネの作品ですが、とても気に入って、何度も観に
引き返しちゃいました
(光ってしまいましたが・・・左から、ルノワール「踊り子」
モネ「日傘の女性、モネ婦人と息子」モネ「ヴェトゥイユの
画家の庭」)
●紙の上の印象派●
・・・エッチングやリトグラフなどが展示されています
マネの「ベルト・モリゾ」、ルノワールの「田舎の踊り」、
セザンヌ「水浴の男達」など著名な作品モチーフも
多いので、油彩版を頭の中で思い浮かべながら楽しむ
ことができ、とても内容が濃い章でした
●ポスト印象派以降●
・・・ゴッホやロートレックなど、より個性の強い作品が並びます
ゴッホが最晩年に描いた「薔薇」は、華やかさではなく
哀愁が漂っていて、彼の人生と重なって見えてしまって
ちょっと涙ぐんでしまいました
ロートレック作品も、その味わい深い不思議な魅力に
ひきつけられます
(こちらも光ってしまいましたが・・・上から時計回りに、コロー
「うなぎを獲る人々」ゴッホ「薔薇」バジール「若い女性と牡丹」)
そうそう、混雑具合ですが、そこそこ人はいましたが
絵の前に何重にも列ができるなんてことはなかった
です
ちょうど好みの時代・作風の作品が多かったので
すごく充実感がありました
この元気で今週も乗り切りますっ