サントリーニ島から乗ったフェリーはブルースターフェリー
大きな荷物は入り口脇に預けられるし、中にファースト
フード店やカフェもあり、大きな船なので風が強くても
揺れることがないというのが、何といっても快適
エコノミー席とはいっても、ソファ席だってあるし、後部
デッキにも出られます
ただ、デッキはあまりにも風が激しく吹きつけるので、
日記を書こうにも、ページがぺらんぺらん状態
サントリーニ島を見送った後はしばし室内へ
途中で停泊したナクソス島

茶色いお城らしいものが見えます
気が向いてはデッキへ出たり、室内へ戻ったり
日記を書き、おやつを食べ、少し眠って
そんなことをしていると、あっという間の3時間
かわいらしい島
写真には写っていませんが、港におりると小さな
青屋根の教会に風車小屋が出迎えてくれます
フェリーを出るときにボストンバッグをよいしょよいしょ
してたら、立派な体格の紳士が無言ですっと船外へ
運んでくれて「良い旅を」と一言残し、ウィンクして
さっさと去っていきましたスマートです
ここでは宿泊先を決めていなかったのでどうしよう
かなぁ、と思っていると、港の出口で門越しに早速
客引きのお兄さん「お湯も出る、町の近く、25E!」
とまくしたてられ、ちょっと驚いたけど好条件に即決

街中からは10分ほど歩いたところだけど、特に
こちらの町、ガイドブックいわく、時間帯的に今から
でも行けそうな有名どころはフランクの砦というところ
みたいなので、ビーチ沿いを歩きつつ向かいます
既に何名かが集まっていました
例によって海面付近の雲に阻まれ最後まで
夕陽をお見送りすることはできませんでしたが、
きれいでした
そしてこの日はあまりお腹も空かなかったのと、
朝からのハイキングで疲れていたので、お夕飯も
いただかずに就寝
翌朝は、美しいビーチの見える食堂で朝ごはん
オレンジのフレッシュジュースがおいしかったぁ

ビーチ沿いにはたくさんの食堂やレストラン、お店
なんかが軒を連ねていますが、サントリーニより
素朴さがあって、のんびりいい感じ
そして2時間ほど静かな町をお散歩
2階の家のドア横のリースは、5/1の花祭りに飾る
習慣があるそうです
パナギア・エカトンタピリアニ
写真の大きなほうの聖堂には、立派な十字架があり、
更にその十字架の奥のほうの空間には少しくすんだ
イコン(聖教画)がびっしりで、静かな迫力が
イコンはバルコニー(2階)部分からのぞくと見えますが
それとは別に、同じ敷地内にたくさんのイコンを展示した
ビザンティン博物館というものもあります(博物館は有料です)
そしてこちらは考古学博物館
朝8時半から開いているのが嬉しい
中庭にもたくさんの出土品が展示されていて、
それだけでも見応えあります
こんな鮮やかなモザイクも
こちらは見る者を石に変えてしまうというゴルゴン
誰もいない朝の博物館、じっくり、こころゆくまで
観賞することができました
小さなお部屋が5つほどの博物館ですが、これで2E
ヨーロッパって美術館や博物館の入場料がとても
良心的ですよね
この博物館の後ろの大通りを横断して少し南下、
東への道に入ると、街中に突然、ヘレニズム時代の
美しいモザイクの床を見ることもできます
(街中に突然現れて、あまりの無防備さにびっくり)
この写真のほとんど全てが半径70m以内におさまる
ところにあって、短期滞在者にも嬉しい町です
さてさて、そろそろチェックアウトして、10:50の
高速船でミコノス島へ向かいます