横浜美術館で開催中の「ドガ展」、開場15分くらい前に
到着したのですが、既に30-40人程の行列が
とはいえ、中に入ったらそこまで混雑を感じることなく、
快適に作品を鑑賞することができました
ドガは印象派に分類されることが多いけれど、他の
印象派画家とは違い、屋外ではなくアトリエで制作に
励んだり、本人としても緻密な「分析」の上で動きや光の
一瞬一瞬を捉えることを考えて作品を作りあげていた
とのこと
確かに、鑑賞していると、やさしいタッチの中に
競馬場の馬や踊り子、湯浴みする女性などの筋肉の
躍動や衣装の質感が伝わってくるようです
中でも、上の「エトワール」はやはり美しく、光や
塗り重ねの効果などで、踊り子がまるで舞台に
浮き上がってくるような存在感
そして、いわゆる決めポーズではなくて、振り付けと
振り付けの間の動きをうまく捉えているだけでなく、
リボンや散る花びらからも伝わってくる臨場感
この作品をモチーフに、チャコット社がチュチュを
制作したとのことで楽しみにしていたのですが、
残念ながら美術館では9/20までの展示だったようです
当時では最先端だった「写真」も、彼の演出による
個性的な作品が展示されていました
久しぶりに、踊ってみたいなぁ、なんてそんな思いに
駆られるような素敵な展覧会でした
