去年11月の四国旅行回顧録シリーズ第2弾です
前回の記事は、こちら→松山・道後編☆
2日目はホテルを早朝出発し、「特急いしづち」で香川県は高松へ
とちゅう、車窓から見えるしまなみ海道がとても素敵でした
いつか自転車で橋横断したいなぁ~
車内で朝ごはんを食べつつ、2時間ちょっとで高松へ
お目当ての直島まで行くため、ここでフェリーに乗り換えます
サンポート高松に、大きなコインロッカーがあったので、荷物はそこへ
それしても、いいお天気~
30分ほど揺られ、着いたら早速赤かぼちゃがお出迎え
ここ直島はベネッセさん支援のもと「アートの島」に
香川ということで、生協併設の「山本うどん」さんで早速おうどんを
足ふみうどんということで、確かにコシが強く、一度にすすりすぎると
飲み込むまでに苦戦してしまいますが、それも含めて、つるっつるで
おいし~い
小さな島ということで、無謀にも地図を持たずに訪れたのですが、
島の方が本当に親切で、丁寧に道を教えてくださいました
そして、島に点在する古民家を改装した「家プロジェクト」作品を
楽しむために百円バスで移動
お散歩しつつ、も魅力的なのですが、今回は見たいところがたくさんなので、
ちょっと時間短縮
内部へ入って楽しめるのですが、撮影禁止なのです
二階から見下ろすと、自由の女神がいたり、外見の奇抜さを更に超えた
不思議空間
こちらも家プロジェクトの一作品、「護王神社」
この階段下の洞窟に入ると、とても美しい光景が・・・
家プロジェクトは、全部で10件弱くらいあったかしら
「古民家再生」ということで、光をテーマにした作品が
多かったように感じます
古いものと新しいものの融合、というか、相反するお互いが
それぞれのいいところを引き出しているというか
どれも素敵な作品でした
そして、街中の至る所にかわいらしい屋号札が
こちらは「きちだゆう」さん
この子は・・・屋号札ではありませんが、かわいいのでつい
民家の壁にいました
これは空き缶アートのお店「よいちざ」さんの店先にて
こんなに躍動感のある空き缶を見たのは初めて
ぼちぼち、オブジェが多く点在するベネッセ美術館のあたりへ
またまた百円バスで移動すると・・・
カラフルな動物たち
松の木の渋さとのアンマッチさが、ちょっとツボです
新聞を読む紳士とわんちゃん
夕日が当たる頃はまた違う表情がみられるのでしょうね~
スラグでできたパゴダ
水面に映る姿もまた幻想的です
そして、とっても憧れていた、安藤忠雄氏設計の地中美術館へ
(そういえば前日に道後温泉で宿泊したホテルも彼の設計でした)
自然豊かでとてものどかな風景の中、突如現れるモダンで無機質な
チケットセンターが現れ、ここから非現実世界に浸れます
ここで入場券を購入し、「モネの庭」を再現したという色鮮やかな小さな
お庭を眺めつつ坂道を登ること数分、美術館が見えてきます
3階建ての美術館は地中に埋まっており、洗練されたシンプルな部屋には、
自然光がうまく採り入れられ、クロード・モネ、ジェームズ・タレル、
ウォルター・デ・マリアの3作家のみの作品をゆとりある配置で展示
建物そのものも芸術作品なので、フロア移動も楽しい
それから、家プロジェクトとの関連性は分かりませんが、ここに展示
されている作品も、光をテーマにしたものが多いように感じられました
モネの作品以外はいわゆる現代アートですが、刺激的過ぎず、初心者にも
受け入れやすいものばかり
特にタレルの「タイム/タイムレス/ノー・タイム」と、モネの「睡蓮」の部屋は、
光の入り具合により表情が変わるので、何度も行き来してしまいました
モネの睡蓮の絵は5枚ほどあったでしょうか
同じモチ-フなのに表情がそれぞれ異なり、見ごたえがありました
ただ、ガラスに覆われていて、光が少し反射してしまっていた部分も
あったのが、ちょこっと残念
館内には大きなガラス窓から瀬戸内海を一望できるカフェもあり、
ほっと一息つけます
甘いものを食べた気がするけど、景色に気をとられてしまって味の方は
あまり記憶になく
そんなのんびりとした時間を過ごしているうちに、まもなく閉館の時間を
迎え・・・ここからが本日一番のお楽しみ
事前に参加予約していた美術館のナイトプログラム「オープン・スカイ」
夕暮れの空の色の変化をLEDの彩色とともに楽しむといったもので、
壁に座りながら寄りかかって、ひたすら天井の窓を見上げて時間をかけて
観賞します
この日触れた、直島の美しい自然と、素敵なアート作品と、いろいろ回顧
しつつ、引き込まれるような幻想的な色の移り変わりを楽しみました
平日にもかかわらず、参加者は定員いっぱい
閉館後の美術館に入れるわくわくも味わえます
館内はコンクリート作りで冷えるので、毛布のサービスが嬉しかった
帰りは、美術館の方に手配いただいた相乗りタクシーで港まで
港に着いてからフェリーが来るまで一時間ほどブラブラしていると、
お昼に見た赤かぼちゃの中がポップにライトアップされていました
通りすがる島の人は皆さん優しいし、あちことにアートが点在している、
素敵な島
帰りのフェリーの中で、また来よう、次回は島の民宿かベネッセハウスに
泊まって、丸一日満喫しようと心に決めました
ちなみにこの夜高松のホテルでお友達と合流予定だったのですが、
事前にリサーチしていた鶴丸のカレーうどん
玉ねぎの甘みがほどよく、辛いもの苦手な私でも大丈夫
おうどんは言うまでもなくおいしかったです
高松のアーケード街に入っているお店なのですが、海辺のカフカを
思い出し、思わずKFCのカーネル・サンダースを探しちゃいました
見つけられなかったけど・・・
そんなわけで初めての一人旅は無事2日目を終えたのでした