芸術のことはよく分からないのですが、美術館へ行ったり画集を眺めたり
するのは気持ちが落ち着くので、結構好きです
タッチにこだわりはないのですが、傾向としてはほんわりした感じで、
ストーリーが見えてくるような作品が好きかもしれません
特にいわさきちひろさんとアンリ・ルソーの作品は思い入れがあって、
結構小さな頃から好きなので見かけるとつい、反応してしまいます
いわさきちひろさんの作品に興味をもったきっかけは、黒柳徹子さんの
ノンフィクション作品「窓ぎわのトットちゃん」
(画像はお借りしました)
内容は、戦争の時代に生きる子供の素朴な日常生活を描いたもの
なのですが、表紙だけでなく、挿絵(なんとカラーページ)にも
使われている、いわさきちひろさんの優しい水彩タッチが
見事にあっています
決して写実的な雰囲気はしないのに、本当に子供がするような表情や
仕草をいきいきと描かれていて
石神井のいわさきちひろ美術館へ行った際に知ったのですが、なんと、
生後何ヶ月、っていう赤ちゃんも描き分けられるとのことで
愛だなぁ。。。って、つくづく感じました
アンリ・ルソーの作品も、小学生の頃に出会った児童書がきっかけ
夏休みの宿題である読書感想文の題材を探しているときに、図書館で表紙に
惹かれて選んだジクリト・ホイク著「月の狩人」です
(画像はお借りしています)
本自体は現在廃版となってしまっているようですが・・・上の
ルソー「蛇使いの女」が表紙になっていました
作品の内容は、私たちと変わらないような生活をしている
普通の女の子がジャングルの奥地の未開の文明と出会い・・・
っていうものなのですが、これもまた、この神秘的な
冒険ストーリーと幻想的な表紙イラストがしっくりと合っていて、
表紙で選んだ甲斐がありました
アンリ・ルソーの作品は素朴なんだけど、妄想というか、見ている側で
ストーリーをとても広げやすいんじゃないかな、と思います
描かれている場所の温度や湿度、風の具合なんかの空気感とか、
聞こえてくる音とか・・・
うーん、なんだか絵に浸りたくなってきちゃいました
暖かくなったら、美術館めぐりにも行きたいなぁ・・・