やっちまった…
いや、でも先行投資⁈で良いのか?

昨日は再来年、娘が成人式を迎えるので
私の母が20歳の成人式で着た振袖を
娘に着てもらいたくてショッピングモール内の
呉服店へ状態を見てもらう為に
家族3人で振袖と帯を持参しに行って来た。
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実は私はこの母の振袖は着ずにレンタルのを着て成人式に出席した。
というのも、時代的に安室ちゃん世代で
高卒の就職求人率も過去最悪…
だから、男女共にスーツ姿で成人式に出席した人も多かったハズ…
当時、母と相当揉めて、結果的に私はレンタルの振袖に。

でも娘が産まれ、成長していくうちに
この母が着た振袖を母の代で終わらせて良いのかと想う気持ちが募ってきて…

ここ最近は「ママ振(ママの振袖)」を着る
新成人の娘さんも多いと聞いてたので
果たして43年前の振袖は着られるのか知りたくて…

幸い、振袖と帯の状態はお店の方々に驚かれる程良くて一緒に入っていた襦袢も振袖と共に洗い張りと仕立て直しで充分着られるのが分かった。
サイズも裄丈を2センチ出す位。
ただ、帯はさすがに今の振袖の帯に比べると長さが足らず短く…
なので帯はリメイクで長さを足して着てもらうつもりだったのだが…

偶然、この日京都から来店されてた伝統工芸士の着物職人さんの帯(反物)を仮当てしたら、悔しいけども娘に合っていて…

帯を新調する事になってしまった…(泣)
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写真では地味に見えるけれど、
実物は淡いグリーン、イエロー、ブルーのグラデーションになっていて染色や金銀で織ってあり、表裏共に使える袋帯。
母の帯も当ててみたけれど、キツい印象に…

私としては、当初髪飾りや小物類で今風を取り入れて着て欲しかった…
でも、娘も夫もこの組み合わせをスゴく気に入ってしまったからなあ。

それに成人式は一生に一度きり。
主役は娘本人。

ただ、母が20歳で着たこの振袖は、
今現在、当時の技法で作るとなると100万近くするとか…しないとか…(怪しいけどね)
なぜなら、国産の絹100%に手描き、金糸刺繍らしいので。

祖母と母と私の想いを受け止めて
この振袖を着てくれると言ってくれた娘。
洗い張りに仕立て直しが出来上がるのは5月末くらい。
ここから2年の間に小物類をちょこちょこ買い足して行けば、大丈夫かな。

再来年が楽しみだな。