私の弟は俗に言う、引きこもり。
それも8年くらい。
だけど、今から1年半前の梅雨時期に
一切食事も摂らなくなり、
みるみる痩せ細っていき 、
(食事を摂っていた時も身長170近くで体重は45あるかないかだった)
無理を承知で私がお世話になってるクリニックへ予約を入れ、診察してもらったところ、弟は自身の知らぬ間に、
社会適応障害になっていた。
すぐさま、薬の処方(1日1回)をしてもらい、何度か薬の変更をして、
ようやく8年前以前の弟に戻り、
今では就労サポートセンターへ行きたいがなかなか行けないジレンマと闘っている。

母からしたら、我が子が2人共、
精神病んでる状態に自分の子育てが間違っていたのだろうか?と自問自答する日々。

こんな時、父が居てくれたら母も少しは
気分的に楽になっていたかも知れない。

だけど、父は私が12歳、弟が10歳の時に病死した。
12歳の1月、突然大量吐血し、父は自分の足で救急車に乗り、1ヶ月半の入院で帰らぬままに。
私は小学校の卒業式を1人で出席した。
目の前に父の姉夫婦(私からみたら伯母夫婦)が住んでいたので、せめて卒業式の数時間だけでも父の看病を交替して母に卒業式へ行く様一言言って欲しかったらしいが、母に対して、伯母夫婦は冷たかった。
                   
そういった幼い子供の記憶もあってか、
私も弟も知らない間に他人に隙を見せない生き方をしていく内に、何かが壊れたんだろう。

私には実家がない。
持ち家を持ちたい気持ち半ばで父が去ってしまったので、借家から今現在はアパートに母と弟は住んでいる。
弟が元気で働いていてくれれば、母も生活的にも精神的にも楽だろうが、
弟は何度となく転職し、信頼出来る大人が出来たと思った矢先、裏切り行為を受けて
いつしか人間不信に陥っていた。

母も残りの人生を考えると今生きるだけでも精一杯…
弟も本心では分かっている。
私自身もいつまでもこのままではいけない事も分かっている。

ただただ、歯がゆい状態の中、
時間だけはどんどん進んでいく。

1度だけでなく、何度も人を信用出来なくなると、信用出来る様になるまでこんなに時間が必要なのか???と思う。

私自身、結婚して嫁いだ先で幾度なく
人間不信に陥ってきた。
夫、夫の家族、親族…
昨日まで、白だった事が私の知らぬ間に
今日は黒になっているの事にも
いつしかからか慣れてしまった。
なので、私自身常にグレーと思っておかなければ、こっちの気が狂いそうになる。

まあ、一番大切なのは

己自身を信じる事  

だが、それさえも霞んでくる。

自分を信じる=自信、この意味がイマイチ分からない。

自信を持つってどういう事?
今やってる事なんか、誰でもその気にさえなれば出来る事ばかり。
そんな事を自信に持つ?
さっぱり、分からない。
分からないから、今の自分が居るんだろうな。

季節の変わり目のせいにはしたくないけど  何か1日家に居ると気が狂いそう…
あてもなく、出掛けて、気分を変えるか!