スギ花粉の飛散量が多くの地域でピークを迎えていますね![霧](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/211.gif)
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(これからヒノキ科の花粉も飛び始めます
)
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仕事に関係する記事も書いてみようかな、ということで
たくさん種類のある花粉症の薬を薬剤師的に解説してみたいと思います。
「
花粉症です」と言って病院に行くとお医者さんからお薬を出してもらえますよね![薬](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/368.png)
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これは多くの場合
第二世代抗ヒスタミン薬
に分類されるお薬です。
第二世代?第一世代もあるの?![うーん](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/069.png)
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あります!![指差し](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/602.png)
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ただ第一世代抗ヒスタミン薬は眠気や注意力低下を起こしやすく、仕事や勉強に支障をきたすことがあるので花粉症ではあまり使われません。
即効性はあるんですけどね。
![TODAY'S](https://stat100.ameba.jp/ameblo/entry_designs/v1/sources/assets/limited023_heading.png)
そんなわけで今回は花粉症でよく処方される主な第二世代抗ヒスタミン薬を紹介します。
アレグラ(成分名:フェキソフェナジン)
効果は弱めですが副作用が少なく一番メジャーなお薬ではないでしょうか。ドラッグストアでも買えます。
・1日2回
・眠気はほとんど起こさない
・ジェネリックあり
クラリチン(成分名:ロラタジン)
アレグラと同じく効果は弱めで副作用も少なめです。効果が長く1日1回で効きます。
・1日1回食後※
※食事の影響で吸収速度が変わるので食後とされていますが臨床上は食事による効果の違いはないそうです。つまりいつ飲んでも大丈夫。
・眠気はほとんど起こさない
・ジェネリックあり
アレジオン(成分名:エピナスチン)
30年の歴史を持つ古い薬。効果は中程度でアレルギー以外に気管支喘息に使われることもあります。ドラッグストアでも買えます。
・1日1回
・眠気を起こすことがある(頻度は少なめ)
・ジェネリックあり
エバステル(成分名:エバスチン)
こちらも古くからあるお薬で効果は中程度です。
・1日1回
・眠気を起こすことがある(頻度は少なめ)
・ジェネリックあり
タリオン(成分名:ベポタスチン)
効果は中程度です。
・1日2回
・眠気を起こすことがある(頻度は少なめ)
・ジェネリックあり
ジルテック(成分名:セチリジン)
効果は中程度ですが眠くなることがあるので寝る前に飲みます。不眠の人は寝つきが良くなって逆にいいかもしれません。
・1日1回就寝前(小児は1日2回)
・眠気を起こすことがある(運転×)
デザレックス(成分名:デスロラタジン)
2つ目に紹介したクラリチンの改良版で効果は中程度〜強めです。副作用が少ないこともあり私の勤務する薬局で一番良く出ています。
・1日1回
・眠気はほとんど起こさない
・ジェネリックがないので値段が高め(1錠47円※)
※薬価は2024年3月時点
ザイザル(成分名:レボセチリジン)
ジルテックの改良版で効果は強めですがジルテックと同じく眠気の副作用があります。
・1日1回就寝前(小児は1日2回)
・眠気を起こすことがある(運転×)
・ジェネリックあり
アレロック(成分名:オロパタジン)
効果は強めですが眠くなりやすいのに1日2回飲まなければいけないのが欠点です。ただ値段が安めなので眠気が出ない人、気にならない人はいいかもしれません。
・1日2回朝食後、就寝前
・眠気を起こすことがある(運転×)
・ジェネリックあり(ジェネリックなら1錠10円くらいです)
ビラノア(成分名:ビラスチン)
効果は強めで眠気をほとんど起こさないのが特徴です。食事の影響で効果が落ちるので食前1時間、食後2時間を避けて空腹時に飲む必要があります。生活リズムによっては飲むタイミングが難しいかも。
・1日1回空腹時
・眠気はほとんど起こさない
・ジェネリックがないので値段が高め(1錠57円※)
※薬価は2024年3月時点
ルパフィン(成分名:ルパタジン)
効果は強めです。2017年発売で、第二世代抗ヒスタミン薬の中では一番新しい薬です。
・1日1回
・眠気を起こすことがある(運転×)
・ジェネリックがないので値段が高め(1錠50円※)
※薬価は2024年3月時点
ディレグラ(成分名:フェキソフェナジン+プソイドエフェドリン)
一番最初に紹介したアレグラの成分に鼻づまりに効果のある成分(プソイドエフェドリン:α受容体刺激薬)を合わせた合剤で、アレルギー性鼻炎に特化したお薬です。食後に飲むと吸収が落ちるので食前に飲みます。長期間飲むと副作用が出やすいので原則として2週間までしか飲めません。
・鼻づまりが酷い場合におすすめ
・1日2回朝食前、夕食前
・1回2錠飲む
・眠気はほとんど起こさない(むしろ副作用で不眠になることがあります)
・ジェネリックあり
長くなりましたが読んでいただいてありがとうございました。
花粉症の皆様お大事に![ニコニコ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/590.png)
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