第1日目は、こちらをご覧ください。
2日目は、
80代の施設暮らしのおばあちゃんを
久しぶりに大阪の街にお連れして楽しんでもらう。
と言う、課題にそって
受講生が2グループに分かれ、
実際に大阪日帰り旅行の
プランニングから実施まで行いました。
こんにちは。
外出支援コーディネーター
小嶌真央子です。
男性グループと、女性グループに分かれて
お出かけのプランニング開始です。
お天気は、完全な雨模様でしたが、
雨だから外出を諦めるのではなく、
雨に濡れないようなルートを考え、
どうやったら導けるかを試行錯誤しながら
皆で考えました。
私達は、「ふくろうカフェに行ってみたい〜!」
と、提案があり、女性全員が賛成。
もうこの時点で、ワクワクしていました。
ふくろうカフェの場所は、天神橋1丁目。
大阪の名所を最低1ヶ所入れるのが
条件でしたので、近くのルートで
天神橋6丁目にある「大阪くらしの今昔館」
に行ってみよう!と決まりました。
そうなると、必然的に
天神橋筋商店街を歩いて見る事が出来て
しかも雨に濡れない。
繁昌亭と、大阪天満宮の見学も出来る。
と、大阪を久しぶりに楽しんでもらうには、
なかなか良いプランが出来上がりました。
車イスでの外出は、
事前に、電話で調べたり、下見が必ず必要です。
電車の乗降り時の手伝いのお願いや、
トイレの確認。
今回は、ふくろうカフェと、大阪くらしの今昔館が
車イスで入れるのか?
ふくろうカフェの予約は?
当日分しか受け付けないとの事で、
ちょっとドキドキしながらも実行する事に。
お昼ご飯は、ふくろうカフェで食べたらいい。
と、ちょこちょこ安易な考えもありで
出発しました。
私は、車イスに乗る人役のトップバッターでした。
雨具の用意をすっかり忘れていた私に、皆、それぞれ
折りたたみ傘や、シャカパン、膝掛け用防水シーツを貸してくれました。
とても嬉しくて、人の優しさと温かさを感じました。
用意周到で、雨のうっとおしさが
ほとんど気になりませんでした。
駅に着き、駅員さんに車イス使用を伝えると
駅員さんがスロープを準備して下さいます。
降りる駅にも連絡して下さいます。
私も実際何度も利用していますが、
これは、大変有り難いです。
引率の先生に質問しました。
「車イススペースが、あればそこがベストだが、
なければ、電車のイスと同じ方向に向く用にブレーキ固定するのがいい」そうです。
「進行方向に車イスを止めると電車が、ブレーキを掛けた時に車イスから飛び出してしまう可能性がある」と言う事でした。
ついつい、進行方向の方が酔わないから良いと、考えてしまいがちですが、ダメだそうです。
とても勉強になりました。
天神橋6丁目駅に着き、地下連絡通路から
「大阪くらしの今昔館」に直通でした。
これは、大変助かりました。
皆さん是非、行って見て下さいね!
入館料600円で
2〜3時間は、楽しめます。
プランニングの時間通りに退館し、
次はふくろうカフェを目指して
日本一長い商店街を車イスを押して歩いて行きました。
商品の安さに驚いたり、
テレビのロケに遭遇したり
大阪のおばちゃんらしく、とても楽しい商店街でした。
時間は、13時を過ぎ、私達はとてもお腹が空いていました。
2〜30時程歩き、私達は
待望のふくろうカフェに到着しました!
今日は雨の為に
空いていて14時から入店予約が取れました。
中で、食事は出来なくてカフェのみと聞き、
慌てて食事をする事に、なりました。
14時まで、30分も時間がありませんでしたが、
目の前にカレー屋さんがあり、
超スピードで、カレーを食べることが、出来ました。
食事もとれましたが
実際のお客様には、
あってはいけないパターンでした。
14時になり、ふくろう達とご対面です!
絶対にオススメです!
1時間ワンドリンク1,500円
15時になり、帰宅する時間的にも
丁度良い感じでした。
幸いにふくろうカフェから、近い南森町駅から
電車に乗る事が出来ました。
(予定では、始めに降りた駅)
これも、結果的には良かったですが、
プランの変更となりました。
実際の付き添いの時にも、
変更も有り得る事なので、
いつでも臨機応変に対応出来る様に
なれば望ましいと思います。
無事に男性グループも、同じ16時に帰宅出来ました。
女性グループは、雨の為に空いていてラッキーで、
楽しく変更はあったものの、大変スムーズな外出が出来ました。
一方、男性グループは、一足早いクリスマスツリーを
見せてあげたいと、梅田辺りに行きましたが、
人混みでエレベーターの待ち時間が非常に長かった。
目の前に、行きたい場所があるのに、行けない。
等、かなりくたびれたそうでした。
色々学ばせて頂きましたが、
やはり、
いちばん大事な事は、
お客様に合わせた下見が必ず必要だとメンバー全員が確信した事です。
そして外出支援の素晴らしさや必要性を感じて、
誰でもがもっと気軽にサポートできるシステム
『旅のトータルサポート協会』
を作って下さった杉野代表に、
私は心から感謝しています。
2日間の研修の最後に
杉野代表から、立派な修了書を頂きました。
長文になりましたが
最後までお読みいただき
ありがとうございました。