前略 舞台の上より-111202_153905.jpg

明日は国立能楽堂にて若手能!私は能「葛城」を勤めさせていただきます。
葛城の内容は皆様よくご存知のはず!
本来 神 という存在は絶対的なものとして表現されますが、この葛城の神はどことなく人間に近い…
自分の容姿が醜いと 夜しか行動しない!
そして 岩橋を架ける事が出来ずに 修行を積んで神の如くに力を得た 役行者に戒められる!
どことなく頼りなく、親しみやすい
まあ お話として 古事記やら日本書紀やら日本霊異記など いろんな見解がありますが…
最近は 大和舞の小書付が多いですが、スタンダードで勤めさせていただきます。
山の作り物も出ずに 後の舞いも 神楽ではなく序之舞
榊ではなく扇にて舞います。
大和舞は雅楽の一種として神事に奏される。
能での神様的な音楽は 楽 神楽(神舞もありますが…)が主体ですが、スタンダード葛城はそれを序之舞に…
種類的にも 三番目物と四番目物が交ざった構成

先生のお稽古と申し合わせが終わり いよいよ明日本番だというのに、各部の構成が頭の中で組み合わさんない(;´д`)
やはりこの様な曲は無駄な表現力よりも、基礎重視なんでしょうか…
明日はよろしくお願いいたします(^o^)v