前略 舞台の上より-111022_155503.jpg

兎に角 忠雄先生にお願いした事により、まだまだ自分の中の甘えみたいな物が浮き彫りになった気がします(x_x)勿論今まで毎回崖の下に突き落とされていた事は事実ですが、それよりも更に瀕死状態にまで成り下がった気がしました。
ですから 本番までの2日間は悩み、考え、忠雄先生から頂いた 謡いは謡い込まないとダメだ!!!!むかっという言葉通り謡い込み、当日に望みました。
本番前にも玄祥先生に呼ばれ、(今の自分の力を出しきって)思いっきりやってこい!!!!そんな簡単には上手くならねーぞ!!!!というお言葉を頂きました。
なんか忘れていた想いがふつふつと沸き上がってきました。地頭も玄祥先生でしたし、とても勉強になった八島でした。始まればあっという間に終わってしまいました。楽しかった反面同じ位苦しかったんですが…今思うとやはり小書無しの普通の八島をさせていただいてから、すべきだったという後悔もあるんですがしょぼん(x_x)
前シテの語りからの 錣引き 継信・菊王丸の最後 のくだり は熱が入りました。後シテはやはり全体的に謡い、緩急ある動きに させていただけた感動が入り交じってか、始終熱い物が込み上げてきて、終幕しました。
終わった後は暫く放心状態でした…何人かの先輩には笑いながら「あれっ?何疲れてんの!?」と冗談を言われましたが、玄祥先生がいらして 「疲れたろ!そーだよ、疲れんだよ!あーいう風に全て体の芯からすればいいんだ!」と仰っていました。出来がどーのではなく、心地好い達成感が久々に感じれました。
足をお運びくださいました皆様、そして諸先生方、大変ありがとうございましたm(__)m