前略 舞台の上より-111022_155447.jpg

念願であった能「八島」終わりました(^o^)v
楽しかった…反面…やはり苦しさも半端なかった印象でした。
まぁ なんでも難しいんですが、今回は源氏方の歩み方が1つの課題でした。
何年か前から親父殿や紀彰先生を初め諸先輩方に 足の運びが細か過ぎる!!!と言われ続けてまして…(x_x)女物や平家物などはあまり荒くしてはいけないため(中でも大口・半切の物は細かく歩みの種類がありますけど…ガーン)まだ良いのですが、源氏物はまた微妙に違う歩みになるんですね。しかも義経となると大将軍として平家方とは違う品格というか、気高さというか…また荒くと言っても 龍神やら鬼・化物とは違う…また、弓流の部分では スローになるのですが、ただゆっくり歩めば良いのではなく、武将としての力強さは表現しなければいけない…
今回は恐れ多くも亀井忠雄先生に大鼓をお願いしました。そろそろ雲の上にいらっしゃる先生にも教えを願って 更なる試練を受けるべきだ!!!!と先輩の助言があり、お願いしたんですか、本番での先生の気迫にて、弓流の本来の寸法が途中でわからなくなり…1つ前の寸法にて、次の動きをしてしまい…結果間違えてしまいました…
申し合わせでは謡を注意されました。撮った物を聞き返してみると 前シテは 寂しげ だけをただ抑えた感じで謡っているだけで ぼそぼそという感じしか表現できておらず、とても八島(義経)の前シテとは思えない単なる気の弱い老人にしか聞こえませんでした…
玄祥先生にも気の無さを指摘されました。