先日の公演の稽古中に後輩が怪我をした
額が切れただけで大事には至らなかったのは幸いでした(。・_・。)ノ
斬り組(いわゆるチャンバラです!)の中で死ぬ型があり、前倒れというのがある。(仏倒れはその逆で後に倒れるもの)
舞台上に立った状態でそのまま前に倒れるというもの。
倒れていき、地面にすれすれ手前で両手にてクッションを作るが、上半身にかかる衝撃は並みのものではない。
全体重がかかるからだ
まあ今回はほとんど例を見ない面をつけての前倒れだったので100歩譲って迫ってくる地面への差が測れなかったのでしょうがなかったのでしょう(面をつけたことのある方はお分かりであろうが、面をつけたときとつけてないときでは距離感が全然違うのです)
本舞台ではなかった為に地面についた後にバウンドしてしまい・・・と彼は言っていましたけど・・・
でも面が割れてしまい、額が少し切れてしまった
斬り組など、迫力を出す動きは派手な方が見るほうも面白いし、やるほうも気持ちが高ぶっていたりするので
けっこう行ってしまう面が多々あります。
例えばスポーツでもなんでも基本のトレーニングやら準備運動やらがちゃんとしていて初めて怪我をしない!
ということがあると思います。
能の動きにもちゃんとした基本の型通りがあって初めてちゃんとした動きができ、まあスポーツほど怪我をする確立はすくないですけど、怪我も少なくなると思うんです。
ほかにトンボをきったり、飛び返り、飛び安座などなど怪我をしそうな方は結構あるんです。
彼に下手くそとかそういう中傷を言ってるのではなく、僕らは身体あっての仕事ですので、今回は無事でしたから良かったのですが、もし目のとこが切れていたりしたら、それはもう取り返しのつかない事になっていたと思うんです
ですから、その後楽屋であまりに熱くなりすぎて・・・
こうやるんだ
と
やって見せてしまい・・・
今は上半身が・・・
ぼろぼろでございます
先輩に・・・
「お前そんなに若くないんだからよ
」
と笑われましたが・・・
でもほんと大事に至らなくてよかったです
ほんと気をつけろよな