川崎能楽堂にて 川崎能が催されます。
年に何回かあり、各流儀が代わる代わる担当します。今回は観世流梅若会です。1部は午後1時開演で、
狂言 「福の神」三宅右近
能 「俊寛」角当行雄
俊寛に関しては過去に鬼界ヶ島に行った時の回で書きましたので省略

2部は午後3時半開演
狂言「宗八」
能 「一角仙人」梅若玄祥
私は前ツレの旋陀夫人役を勤めさせていただきます
鹿の胎内より産まれ、額に角が1つ出てる為に名を一角仙人
この人が龍神と威を争って、神通力を使い龍神を岩屋に閉じ込めてしまう。それからと言うもの雨が降らずに皆困ってしまった
帝はなんとかせねば
と超の付く美人の旋陀夫人を旅人に装うさせ、仙人の元に送り込む
夫人が仙人に酒を勧めるが、仙人は最初拒みますが段々と心を開けてしまい、酒を飲みだす。夫人が楽という舞を舞いだし、酔っぱらった仙人も真似をして舞だす
すっかりいー気持ちになった仙人は寝てしまう。夫人達はしめしめと帰って行く。すると龍神を閉じ込めた岩屋が崩れ、龍神が姿を表す。酒によって仙人の神通力が弱ってしまった為だ
しまった
と思ってももう後の祭り
龍神に仙人は追いやられ大雨が降りめでたしメデタシ
という曲なのですが、あー怖い
いつの時代も男心を惑わすのは女性と酒

皆さんも気を付けましょうね


さてこの一角仙人!前ツレが楽という舞を舞うところなんですが、ここがすっごく可愛く見える所なんですよ
例えればちっちゃな子供が見よう見まねで真似る仕草なんです。ツレの動きを見て自分も似た感じの動きをしてみる。ツレが拍子を踏めば 自分も遅れた感じで踏んでみる みたいな
とても微笑ましく観れます
後半は龍神2匹との戦いでスカッと終わります。
お楽しみに



チラシの写真は俊寛
これは私が何年か前にさせていただいた時の写真を使っています


直ぐですが、皆様是非足をお運びくださいます

