一瞬の光を見た僕は、また暗闇に墜ちていった。

何故、人は この世に生を受けるのか?

産まれ、死にゆくのは何故なのか?

正しい答えなど無い その問いを、疑問を

僕は、暗闇の中にいながら思う。

生きるとは何か?

死とは何か?

答えの出ない問いを。

ただひとつ思う事

死とは、実際に亡くなった時ではなく

忘れられた時なのではなかろうか?

そんな自問をしながら

僕はまた、脱け出せない地獄のような暗闇の中を歩かねばならない。

広いのか狭いのか わからないこの空間を。

空は地球全体に

それこそ 地球に存在するどんな土地からでも
「同じ空」を見ていられる。

僕は何度、「空になりたい」と思っただろう。

そんな憧れもかき消される程、僕は……