わたしは５歳からピアノを習い始めた
３歳上の姉がやっていたのでお姉ちゃんと同じことがしたかったんだろう
両親とてピアノを買ったんだから同じことを習わせた方がコスパもいい
それにしても あんな小さな家で二人姉妹がピアノをかわるがわる弾いても苦情が来ないなんて
のんびりした時代だったなと思う
兄弟姉妹で習い始めるとよくあることらしいけれど
弟妹の方は導入からしばらくはすいすいと進んでいく
だってお姉ちゃんたちが弾いてて耳からもう学習してるから
そして弟妹が猛スピードで追いついてくるものだから 姉兄は追いつかれる前にレッスンをやめてしまう
（プライドが許さないもんね
）
そしてレッスンのモデルがいなくなると とたんに弟妹はスピードダウンしちゃうそうだ
だからきょうだいには同じテキストを使わせない先生もいるそうだけど
昔の田舎の先生は導入はバイエルかメトードローズのほぼ２択
そしてブルグミュラー ソナチネ と進むのが定番で王道で例外はなかった（と思う）
大きくなってから母から聞いたのは
私が不在のときに姉はピアノを弾いていたそう
いつも私に余裕な姉だと思ってたけどそういうのもあったんだな
姉妹でお習字もならっていたのだけど
お習字は教室の中でも姉は優等生
私は墨汁で服や教室を汚しにいってるような劣等生
お姉ちゃんより得意げになれるのはピアノだけだった
姉は今でも私はすごくピアノが上手だと思ってる
でもあれはお姉ちゃんのおかげだったんだよ